15日に価格の高騰を見せたビットコイン。連なるようにアルトコインも価格の上昇を見せている。
賑わいを見せる仮想通貨界では、連日さまざまなアルトコインが話題となり、新しい企業の参入も相次いでいる。
今回は、イーサリアムのテストネット実装のニュースとともに、スクエニのNFT参入のトピック、そして今注目のアルトコイン「OMG」の話題に触れていく。
トピック:テストネット実装開始、イーサリアム2.0へ向けて前進
先日もお伝えしたイーサリアム2.0へ向けたテストネットに関するトピックだ。
テストネット「Pithos」のローンチが、14日ついに行われ実装開始の運びとなった。今後イーサリアムは、2.0へ移行するためにアップデートを重ねていくが、最終的にはアルゴリズムが現在のPoWからPoSへと変更される。
今回のテストネットは、特にそのアルゴリズムの移行プロセスの実装を目的としている。
これがうまくいけば、イーサリアムの合意形成方法が変わることとなり、現在行われているマイニングは少しずつ廃止されることになる。
代わりにステーキングによって合意形成が行われるようになり、現在抱えているガス代の高騰や環境への負荷などの課題を解決する方向へ舵を切ることができる。今回の実装によって、既に多くの人たちがステーキングに参加。ステーキング額は既に128万ETHを記録している。
トピック:スクエニがLINEブロックチェーンを利用、NFTデジタルシールを販売
国内でも話題になることが増えてきたNFTだが、スクエア・エニックスが同社初のNFTデジタルシールの販売を開始し、話題となった。
販売しているシールは、LINEが開発したブロックチェーン技術を利用しており、LINEによるNFTマーケットによって二次的に流通されることとなる。
シールは一枚500円となっていて、今回は36000枚の販売となった。本事業によって、スクエニはNFTによってどういった利益を得ることができるのか検証しつつ、NFT活用を進めていく方針だ。
トピック:OMGが今年最高値を更新、
15日に価格の高騰を見せたビットコインに連なるように価格上昇を見せたイーサリアムやリップル。アルトコインはここ最近のビットコインの高騰を受けて、つられるように価格を伸ばしている。
その中でも一際注目を集めているのがOMGだ。
今年5月に1400円台で最高値を記録したOMGは、その後下落を続け、7月には400円台まで落ち込んでいた。そこから10月までじわじわと価格を上昇させていたものの、1000円台でくすぶっていたところである。急騰を見せたのは10月初旬。一気に1972円を記録し、その後も1400~1600円の間を動いている。
背景には、OMG保有者に対するボバ・トークンという新たなコインの配布が告知されたことが挙げられる。エアドロップは11月に予定されているので、OMGの価格上昇は今後も続くと予想される。
先週のまとめと今後の見通しの考察
ビットコインETFの承認を受けてますます期待感が高まっていることを受けて、ビットコインの上昇に対しては今後も期待が大きい。これに合わせて恐らくアルトコインも大半が価格を伸ばしていくはずだ。
その中でも注目を集めているのが、11月にエアドロップを予定しているOMGだ。価格の上昇はまだ続くと予想されている。
イーサリアムも10月下旬のアップデートに向けてまた価格が動いていくだろう。合わせてNFT事業に参入する国内企業も増えてきている。
アルトコイン界隈もますます盛り上がりを見せていくに違いない。