【アルトコイン週報7/26~8/1】リップルが高値を更新!さらにイーサリアム取引高がBTCを超える

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今回は高値を更新したリップルについてのニュースのほか、アルトコイン市場で今後の値動きに影響を及ぼすと見られるトピック(イーサリアム取引高、ポリゴン)を選定した。

トピック: リップル、5週間ぶりの高値更新!フィリピンへの送金サービスを発表

仮想通貨リップル(XRP)は28日、5週間ぶりの高値を更新。これはリップルが日本からフィリピンへの約20億ドル規模の送金市場をターゲットにしたサービスを発表したことによるものだと見られている。

リップルの上昇率は13%に達し、6月21日以来の高値となった。

リップルは、国際送金を手掛けるSBIミレット、フィリピンのモバイル決済サービス事業者のCoins.ph、暗号資産取引所のSBI VCトレードと提携した。

日本に住むフィリピン人は、毎年20億ドル近くを母国に送金していると言われている。だがリップルによれば、日本は世界で最も送金コストが高い国のひとつであるという。

そこでリップルのクロスボーダー決済サービス「xRapid」を使用することで、相対的に速く、安価な送金が可能になる。

リップルは「日本で最初のオンデマンド流動性(ODL)サービスの実装であり、デジタル資産XRPの使用で送金ビジネスに負担となっている事前の資金準備を不要にする。送金事業者は資本負担を削減し、自社の決済ビジネスの拡大を加速させることもできる」と述べている。

トピック:イーサリアム取引高の増加率が、ビットコインを大きく上回る

米仮想通貨取引所コインベースの発表によると、2021年上半期のイーサリアム取引量の上昇率がビットコインを上回ったことが分かった。

ビットコインの取引高は2兆1000億ドルで、昨年上半期の3560億ドルから489%上昇。一方イーサリアムの取引高は1.4兆ドルで、昨年上半期の920ドルから1461%増加。ビットコインの増加ペースを大きく上回った。

イーサリアムの大きな増加の要因として、DeFi(分散型金融)での利用増加やプルーフオブステーク(PoS)への移行に対するポジティブな見方、ネットワークのレイヤー2ソリューションの台頭などが挙げられた。

イーサリアムは2021年第2四半期に価格が2倍に跳ね上がり、5月12日には史上最高の4,357ドルに到達している。

トピック: バイナンス、ポリゴンウォレットとの統合完了

仮想通貨取引所バイナンスが、ポリゴンメインネットのプラットフォームへの全面的な統合を終えたことが分かった。

ポリゴンとは、イーサリアムに特化した、スケーリングの課題を解決するソリューションを開発しているプロジェクトである。以前はMatic Network(マティックネットワーク)という名称であったが、2021年に入ってからは「ポリゴン」に変更された。

今後バイナンスのトレーダーはスシスワップやバランサー、アーベなどの分散型アプリケーション(dApps)とやり取りしながら、自身のバイナンスアカウントを通してMATICを入出金することが可能になる。

今回の統合は、トレーダーが既存のポリゴンブリッジを使うことなく先述したdAppsを安価で効率的利用できることを目的としている。

ポリゴンはすでに同じ目的でフォビやコインベースに上場のウォレットなどと連携している。このスケーリングソリューションはメタマスクなどの様々なイーサリアム中心のサービスでもサポートされている。

まとめ:フィリピン→日本間の送金手段としてのリップル、要注目

先週はリップルを筆頭に、アルトコインも上昇した週であった。

中でもリップルは送金スピードが速い通貨として知られている。そのリップルを、日本からフィリピンへの送金手段として活用するというのは、素晴らしい着眼点だといえる。リップルの今後の活躍を注意して観察していきたい。

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