FTX破綻の影響で香港Genesis Blockが取引サービス停止!界隈への影響は?

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FTXショックの影響は仮想通貨市場の価格暴落に留まらず、関連企業やその他企業へ甚大な被害を与えている。特に、FTXの口座に多大なエクスポージャーを預けていた企業は、事業再生を余儀なくされるほどの影響を受けている。

今回は、そうした影響を受けた香港Genesis Blockの事例と、他2つのトピックについてお伝えする。

トピック:香港Genesis Blockが取引サービス停止を発表

香港の仮想通貨OTC事業者Genesis Blockは、同社が提供する取引サービスの停止を発表した。背景にはFTXショックが絡んでいるとみられる。同社は、FTXに5,000万ドルもの資産を持っていることが噂されているのだ。

サービス停止は2022年12月10日となっており、現在出金停止は行われていない。

FTX破綻の余波はこうしたところにも届いており、各地で似たような連鎖破綻が発生する可能性がある。

トピック:カルダノが米ドル連動ステーブルコイン「USDA」を発表

カルダノ・エイダは18日、公式商業部門「EMURGO(エマーゴ)」より米ドル連動ステーブルコイン「USDA」について発表した。

USDAは、カルダノで初めてのステーブルコインとなる。法定通貨に裏付けられる規制に準拠し、低コストかつ環境にも配慮したブロックチェーンによって生成されるという。

同ステーブルコインは、EMURGOが新たに作るプラットフォーム「Anzens」内で提供されることが決まっている。クレジット・デビットカードやADAなどの通貨を同プラットフォーム内でUSDAに変換できるしくみだ。

将来的には、USDTやUSDCなどの他のステーブルコインとも交換可能となる予定で、プラットフォームの詳細も気になるところだ。

トピック:リップルがアイルランドでライセンス取得予定

米リップル社は、アイルランドでライセンス取得予定であることが18日わかった。リップルは、アイルランドでライセンスを取得することで、ヨーロッパ全体に事業を拡大していく狙いだ。

リップルといえば、SEC(米証券取引委員会)との訴訟問題が有名だ。実は法定闘争の中で、リップルは米国外での活動が中心という話をしている。こうした背景もあり、リップルは今米国外での事業拡大を加速させているのだ。

15日には南アフリカ共和国を拠点と売るMFSアフリカと提携を発表し、アフリカ大陸での事業拡大も視野に入れていることがわかる。MFSアフリカは、大手デジタル決済企業の一つだ。アフリカ大陸では、35か国内でモバイルウォレット用の決済サービスを提供している。

今後、リップルの米国外での活動に注目が集まる。

先週のまとめと今後の見通しの考察

FTXショックの余波は続いている。

FTXを中心に取引をしていた投資家たちの中には、ほとんど一夜で全ての資産を失った者も少なくない。仮想通貨市場からの引退が相次がれる中、関連企業の新たなサービスや事業展開は日々ニュースになっている。

LUNA(テラ)ショックの時のように、時間が解決してくれることもあるだろうが、全貌が明らかになった後、規制の部分にどのような影響ができるのか注目が集まるところである。

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