ビットコイン半減期まで残り10時間を切っている。常に価格は大きく変動しており、ホールドしてる人達はこれまで以上に目を離すことができない時間帯になってきている。
ひとつ前の記事でビットコインは半減期を過ぎると1回のマイニングでこれまでの半分しか報酬を得ることができないということを紹介した。今日、そして今後の値動きがまさに正念場となる日であることは間違いないだろう。絶対に目を離すことができない一日になりそうだ。
一時期100万円台まで登っていたビットコインは93万円台にまで下落。マイニングの報酬が半額になることによる危機感からのビットコイン手放しによる価格下落が要因だ。
ビットコイン一強であった仮想通貨市場、もちろんビットコインが下落することによって他のコインも同じような大きな値下がり幅を見せている。仮想通貨全体から資金が出ている。それほどビットコインが強力であったといえよう。
ステーブルコインであるテザーコイン(USDT)の発行量が大きく増えている所にも注目だ。どう下落するかわからないからこそステーブルコインに逃げると言う選択肢をとっている層の意図も見える。
残り10時間で突然生産量が半分になる。そんな中でこれまでと同等の価値を維持することは今後緩やかに上昇することを考えても半額直後では難しいのではないかという疑問は尤もである。変動が大きいことが分かっている以上はヘタに手を出すよりかは一度ステーブルコインやフィアットに戻すことは賢い選択肢だといえよう。
その反面、ビットコインFXなどではかつてない盛り上がりを見せているのも事実だ。FXはゼロサムゲームであるとはいえ、荒れている相場こそ儲けどころである。
とはいえこれまでに経験したことがない逼迫した状況でさすがのプロたちも読みどおりとはいかず、利益を出しにくかったり読みを外しやすかったりする状況ではあるようだ。そんな状況であるからこそ、初心者も大火傷を覚悟の上で起死回生の一発逆転劇を狙って参戦しているというの流れもある。
価値が半分になる以上、たくさん持っている人たちが一旦利確したいという気持ちを考えると若干下落する方向に流れると考えられるが、様々な思惑があるからこそどちらに進むか全く予想がつかない状況である。
チャンスは逃したくないが、泡を食うのもこのタイミング。そんな状況であるからこそ虎視眈々とチャンスを狙い、一旦静観するのが正解ではないだろうか。