【BTC週報 10/25〜10/31】一時大幅下落のビットコインは11月に回復できるか?

ビットコインチャート ビットコイン情報
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チャートを見るとわかるが、先週はビットコインが一時大幅に価格を落としている。その後持ち直してはいるが、31日末は下降した状態で終了している。

今回の記事ではそんなビットコインの動向に加えて、オーストラリアでのビットコインETF承認とテスラ社のビットコイン決済再開のニュースについて紹介していく。

先週のBTCチャート(10月25日~10月31日)

ビットコイン価格チャート(2021年10月25日〜10月31日)

ビットコインETF承認の流れから、ついに史上最高値を更新したビットコイン。

先週も序盤はそのペースを保ちながら価格を推移させていたが、27日に一転、大幅下落を見せた。下落した地点での価格推移は28日半ばまで続いたがそこから持ち直し29日には再び下落前の水準近くまで戻っている。

しかし、緩やかな価格の下落は続いており、31日は最終的に680万円で着地した。11月初週、価格回復への期待が寄せられる。

トピック:エルサルバドルがビットコインを追加購入 保有額1120BTCに

エルサルバドル政府が今週420BTCを追加購入し、累計保有額が1120BTCになったことがわかった。国を掲げてビットコインを支持し法定通貨としての採用を掲げている国なので、今後の他の国の資金石ともなり得ることも考えこちらの記事でも動向を見守るために度々取り上げさせていただいているが、やはり国民からはさらに強い反対意見が出ているようだ。

デモの規模が数千人になってきているので、暗号通貨への理解は一筋縄ではいかないことがわかる。もともと自国通貨を放棄して米ドルを法定通貨としているので、まだまだドルの信用が厚いようだ。引き続き傾向を見守りたい。

トピック:ASIC(オーストラリア証券投資委員会)がビットコインETF承認を発表

アメリカでのビットコインETF承認が立て続けにニュースになったところで、今度はオーストラリアでの承認が発表されたとのニュースが話題だ。オーストラリアでも水面下でビットコインETFの承認について時間をかけてじっくりと議論が行われていた。

ASICはビットコインETFを承認するためにファンドマネージャーに求める要件を説明。最低1000万ドルの純資産の確保やセキュリティ対策のために厳重な管理を求めている。

アメリカでのビットコインETF承認を受けてオーストラリアが続いたように、各国でも今後ビットコインETFに対する動きが加速することが予想される。需要は既に十分すぎるほど高まっているため、あとは供給する側がどうなるかが注目のポイントだ。

トピック:ビットコイン決済再び、テスラの新たな動きとは

仮想通貨界に多大な影響力を持つイーロン・マスク氏がCEOを務めるテスラ社。同社がビットコイン決済を再度導入する可能性が囁かれている。

テスラ社2021年3月31日よりビットコイン決済を導入していたが、ビットコインの生成が環境へ与える負荷を考慮して同年5月にこの決済方法を停止させている。そこから5か月経過した今、テスラ社はビットコイン決済の再開について前向きな姿勢であることがSEC(米国証券取引委員会)へ同社が提出した文書から判明した。

再開のタイミングについては具体的に明示されていないが、ビットコイン再生可能エネルギーの使用率の高まりとビットコインの動向を受けて決まっていくだろう。

こちらの動向も気になるところである。

先週のまとめと今後の見通しの考察

史上最高値を更新したビットコインは1週明けて、一時価格が大幅に下落した。下落した地点での推移は長くは続かず、持ち直してはいるがその後も徐々に下降している様子が見られた。

このまま一度価格が落ち着き再び低迷に入るのか、価格が回復していくのか、どちらに転じるのか注目が集まるところである。特に先週はビットコインに関して、ネガティブなニュースよりも今回紹介したポジティブ寄りのニュースの方が多くなっている。

このため、11月のビットコインにもまだまだ期待が寄せられるだろう。

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