動き出す日本発NFTゲーム「MZ Cryptos×ELF Masters」、日本でP2Eは流行するか

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9月に入って国内NFT界隈では、MZ Cryptos×ELF Masters(エルフマスターズ)の話題で持ちきりだ。

16日にリリースを控えるNFTゲームエルフマスターズのスカラーシップ発表があったからである。

今回は、双方の話題に触れながら、日本発NFTゲームELF Mastersの状況についてお伝えしていく。

MZ Cryptosと前澤友作氏

本題に入る前に、エルフマスターズとパートナーシップを締結したMZ Cryptosについて説明しておこう。

株式会社MZ Cryptosは、株式会社ART TODAYから社名を変更した会社だ。前身の株式会社ART TODAYは、前澤友作氏とHashPaletteの代表取締役である吉田世博氏が共同で設立している。

昨年12月に前澤氏が宇宙に旅立ち、NFTを発行したのもART TODAYからだった。

後身のMZ Cryptosは、Web3.0領域における事業開発と共に、投資活動を行っていくことを明らかにしている。

その活動の一環として、今回HashPaletteが16日に一般公開を予定しているエルフマスターズとパートナーシップを締結することが発表された。

MZ Cryptosが創設したギルド「MZ CLUB」とスカラーシップ

今回話題となったのは、MZ Cryptosが貸し出すNFTを使ってエルフマスターズをプレイする「スカラー」の抽選についてだ。

エルフマスターズは16日にリリースを予定しており、遊ぶためにはいくつかのNFTが必要となる。NFTは、初回販売時に注文が殺到しトラブルが発生したため、現在は抽選販売となっており、必ず手に入れられる状況ではない。価格も600~2,000PLT(パレットトークン)となっており、日本円にして12,000円以上を要するため、初期費用がかかってしまうのもネックだ。

MZ Cryptosが提供するスカラーシップに参加することで、初期費用をかけずにエルフマスターズを楽しめる。このため、多くのユーザーがコミュニティ「MZ CLUB」に集まっている状態だ。現在、総勢2万7千人以上が参加している。

今回は、抽選方式でスカラーが決められることになっている。申し込みは、アプリ「Arigatobank」から可能で、締め切りは11日23時59分まで。

スカラーシップ利用のP2Eで得られる報酬は約60%

エルフマスターズは、NFTゲームの醍醐味であるP2Eが実装されている。ゲームをプレイすることで、報酬としてPLTをしくみだ。

スカラーシップを利用すると、NFTレンタル料をMZ CLUBに上納する形となる。この割合が約40%となるため、スカラーがP2Eで得られる報酬は本来の受取額の約60%となるのだ。

さらに注意したいのは、スカラーとMZ CLUBは業務委託契約を結んでのNFTレンタルとなるため、報酬額によっては税金が発生する場合がある。

エルフマスターズは日本でP2Eを盛り上げることができるか?

日本発のNFTゲームはこれまでもたくさんあり、P2Eも実装しているものが多い。しかし、稼げるゲームかというのは、どれも微妙なところである。

多くのユーザーがエルフマスターズに期待しているのは、稼げるかどうかだ。

ただし、エルフマスターズに関しては、これまでのものよりも期待が持てる。PLTのコインチェックIEOに始まり、独自マーケットプレイスであるPLT Placeのローンチ、そしてMZ CLUBで実施されるスカラーシップなど、下地がしっかり整えられているからだ。

日本発ブロックチェーン上に構築されるNFTゲームが、日本企業によって作られた経済圏の中で発展していくというシナリオには、興味を惹かれてならない。多くのユーザーがエルフマスターズに参入できるような状態になれば、日本でもP2Eが流行していくのではないだろうか。

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