NFT×トレーディングカードの世界では、日々新たなカードの販売が発表されている。
最近ではNOBORDER.zの新たな取り組みとして、「CryptoNinja」とのコラボが発表された。
今回は、「CryptoNinja」のトレーディングカードの話題をもとに、NFT×トレーディングカードについて考察していく。
「CryptoNinja(クリプトニンジャ)」のトレーディングカードNFTがリリース決定
米ニューヨークとドバイに拠点を置き、世界5か国で事業展開するNOBORDER.z(ノーボーダーズ)は、同社が開発を進めるメタバースプロジェクト「XANA(ザナ)」におけるNFTゲーム「NFTDuel」の中で、「CryptoNinja(クリプトニンジャ)」のトレーディングカードNFTのリリースを発表した。
今回のトレーディングカードNFTは、NOBORDER.zが提供するトレーディングカードカードNFTの内第3弾IPコラボレーションとなる。
「CryptoNinja」といえば、日本発のNFTブランドだ。
時価総額約120億円を超える規模となっており、国内外問わず人気が高い。
今回の「CryptoNinja」とのコラボでは、2023年1月21日にリリース予定のNFTコレクションを購入することで、CryptoNinjaトレーディングカードカードNFTの優先購入権を手に入れられる仕様となっている。
販売予定のNFTコレクションは、XANAのペンギンにCryptoNinjaの要素を織り交ぜたオリジナルのものとなっており、1万体限りの販売となる。
トレーディングカードNFTの特徴とは
トレーディングカードカードをNFT化することで、所有権を売買できるようになる。
その実、NOBORDER.zが提供する「NFTDuel」では、トレーディングカードカードNFTの所有権を取引できるようになっている。
トレーディングカードは、カードを使って遊ぶことを目的としているが、アナログ時代からコレクティブな性格を持っていた。レアリティの高いゲームは高値で売買され、転売が相次ぐのが常だ。
これをオープンかつシームレスに行えるのが、トレーディングカードNFTの特徴である。
さらに売買する仮想通貨によっては、通貨そのものの価値変動で大きな利益を得られる可能性もある。
従来のアナログなトレーディングカードと異なる点は、そこだろう。
そしてなんといってもブロックチェーン技術の上に成り立つカードは、偽造がしにくい構造だ。
このため確固たるレアリティの証明ができ、価値を保証することになる。
NFT×トレーディングカード市場への期待
NOBORDER.z FZEは、CryptoNinjaに至るまでにすでに2種類のIPコラボレーションを行っている。第1弾はコミック「ULTRAMAN」、第2弾は「鉄腕アトム」だった。
NOBORDER.z FZEのプロジェクト以外にも、トレーディングカードNFTには様々なものがある。
日本でいうと、SKE48やももクロといったアイドルのトレーディングカード。世界でいうと、Sorareというサッカーのカードゲームは非常に有名だ。
特にSorareはリアルとの連動性が高いことが特徴にあげられる。実際の試合結果と連動していくのだが、今回はワールドカップと連動して「グローバルカップ22」という新たなゲームを開催している。こうした仕組みは、アナログのトレーディングカードではできないものだった。
リアルとの連動を含め、トレーディングカードの新たな楽しみ方を提供するNFT。増え続けていくカードの種類から見ても、NFT×トレーディングカード市場への期待は高いと推察できる。