当ページでは、ステラルーメン(Stellar Lumens/ XLM)の保有や投資にあたり、主な特徴やプロジェクトの目的、買い方(購入・取引できる暗号資産取引所)、そのほか関連する情報などをまとめている。
ステラルーメンとは?概要・歴史・目的
ステラルーメン(XLM)とは、2014年にリップル(XRP)の開発者の一人であるジェド・マケーレブ氏が中心となって開発された通貨である。
Stellarはブロックチェーンの名称であり、このプラットフォームで使用されているのがステラルーメン(XLM)だ。
ステラルーメン(XLM)は、個人間の送金における問題を解決するために開発された。元々ステラルーメンはリップルをベースに開発されている。しかし、リップルは金融機関などの法人がターゲットであるのに対し、ステラルーメンは個人をターゲットにしているのが大きな違いである。
一方で、リップルと似ている点もある。それは明確な管理主体が存在するということだ。Stellarは「Stellar Development Foundation(SDF)」という非営利団体によって管理されている。同様に、XRPもRipple社によって管理されている。
そのため、多くの仮想通貨で必要とされる、マイニングのような仕組みがないのも特徴のひとつだ。マイニングによる複雑な計算が不要であるため、迅速で低コストに大量の取引が可能になっている。
名称(英名) | ステラルーメン(Stellar Lumens) |
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ティッカーシンボル | XLM |
発行開始年 | 2014年7月 |
発行上限枚数 | 1兆枚 |
発行方法 | 発行主体が発行 |
承認方式 | Stellar Consensus Protocol(ステラコンセンサスプロトコル) |
中央機関 | Stellar Development Foundation |
提唱者 | ジェド・マケーレブ |
プロジェクト公式サイト | https://www.stellar.org/ |
公式ツイッター | https://twitter.com/stellarorg |
ステラルーメンの仕組み・主な特徴・将来性
ステラルーメンのアルゴリズムはStellar Consensus Protocol(ステラコンセンサスプロトコル)通称「SCP」である。これはステラルーメン独自のアルゴリズムで、取引の承認者が投票によって決まり、バリデータの承認によって取引が完了する。
リップルでは、このバリデータの承認が80%以上なければ取引が成立しない。しかしステラルーメンでは3分の2のノードが同意した取引から同期していく仕組みであるため、決済スピードの向上につながっている。
また、ステラルーメンの発行上限は1兆枚に設定されており、上限に達するまで毎年1%ずつ増えることが特徴だ。ちなみに最初に発行されたのは1000億枚である。徐々に発行量を増やすことで価値が安定しやすくなるため、価格が急騰しにくくなる。価格が急騰すると日常的な決済手段としては使いにくいため、価格安定の試みを通貨自体の特性から行うことによって日常使用をより考慮されているといえる。
ステラは世界中の大企業と提携しており、今後の活躍が期待されている。アメリカのコンピューター企業IBMや、デロイトやフランスに本社を置く金融コンサルのTEMPOなど多くの企業がステラと提携している。
ステラの決済速度の速さや手数料の安さは、企業にとっても利便性が高い。ステラの持つこのような強みが、大企業との提携につながっているのだ。大企業と提携し、プロジェクトを進めていくことでステラの価値がより確かなものになるだろう。
また、ステラはリップルの価格変動に左右される傾向にある、そのため、リップルの動向は注意深く観察したい。
さらに、元々個人向けの決済手段として開発されたステラは東南アジア・イスラム圏での利用が拡大している。東南アジアなどの銀行口座を持たない人々にも金融サービスを提供できるステラは、貧困層で活躍しているのだ。ステラはフィアット通貨の代替品という、本来の目的をしっかりと全うしている、すばらしい通貨だといえる。
ステラルーメンのこれまでの主なトピック
(2019年11月)
バーン(焼却)を実施、総数をもとの半数以下にまで減らす。これにより価格は急騰、一時約25%増に
(2018年9月)
アメリカ大手コンピューター企業IBMと提携、これにより上場時の約290倍まで急騰
(2014年8月)
ステラルーメン、ブラジルで初上場
(2014年7月)
ステラルーメンリリース
ステラルーメンの購入方法【取扱国内取引所一覧】
- BitFlyer(販売所)
- CoinCheck(販売所)
- GMOコイン(販売所)
- DMMビットコイン(販売所)
- Bitpoint(取扱なし)
- bitBank(取引所)
- Huobi(取扱なし)
- Zaif(取扱なし)
ステラルーメンの特徴まとめ
- 2014年にリリース
- リップル(XRP)をベースに開発された
- 個人間の送金をスムーズに行うことが開発の目的
- 企業との提携や、東南アジアなどでの利用拡大中
今後もステラルーメンの最新情報は当ページにて随時アップデートします