当ページでは、リップル( Ripple/ XRP)の保有や投資にあたり、主な特徴やプロジェクトの目的、買い方(購入・取引できる暗号資産取引所)、そのほか関連する情報などをまとめている。
リップルとは?概要・歴史・目的
リップルとは、ビットコインやイーサリアムに次いで代表的な存在の仮想通貨である。
リップルはアメリカに拠点を置く、リップル社が開発したものだ。リップルは、リップル社が運営する国際送金ソリューション「Ripple Net」で使用されている仮想通貨で、高速送金を可能にする通貨として知られている。
そもそもリップルは、国際送金をスムーズに行うことを目的に作られた。国際送金といえば、手数料が高い上、送金には時間がかかるイメージが強い。しかしリップルは、独自のアルゴリズムを用いることで高速送金を可能にしている。高速送金の仕組みについては次の項目で詳しく紹介する。
このリップルの利便性から、世界中の金融機関がRipple Netと提携している。その数なんと世界40ヵ国以上、企業は数百社にものぼる。これほどまでに提携されている仮想通貨は、リップルの他にはない。それだけリップルが世界的にも信用されているということだ。日本では「三菱UFJ銀行」「みずほ銀行」「SBIホールディングス」といった銀行が提携している。
名称(英名) | リップル(Ripple) |
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ティッカーシンボル | XRP |
発行開始年 | 2013年2月 |
発行上限枚数 | 1,000億XRP(上限まで発行済) |
発行方法 | 発行主体が発行 |
承認方式 | Proof of Consensus (プルーフオブコンセンサス) |
中央機関 | リップル社 (Ripple Inc.) |
提唱者 | ライアン・フッガー |
プロジェクト公式サイト | https://ripple.com/ |
公式ツイッター | https://twitter.com/Ripple |
リップルの仕組み・主な特徴・将来性
リップルは、ビットコインやイーサリアムといった他の仮想通貨とは違う点がたくさんある。
まず、ビットコインが非中央集権的な通貨であるのに対して、リップルはリップル社が管理している。取引データは分散型のブロックチェーンではなく、リップル社や同社が提携する第三者のサーバーで管理される。
アルゴリズムに関しても、ビットコインが用いるようなマイニングによる「Proof of Work」ではなく、バリデーターという承認者の多数決で取引データを処理する「Proof of Consensus」という方式である。この通称「PoC」ではマイニングのような複雑な計算を必要としないため、高速処理を可能にしている。
実際に、ビットコインの送金スピードがおよそ10~40分であるのに対して、リップルはおよそ3秒という速さである。さらに手数料も、ビットコインの0.001BTC(約2,000円)に対してリップルは0.15XRP(約9.75円)である。このように、リップルは数ある仮想通貨の中でも圧倒的な送金スピードの速さと利便性を誇っている。
また、その送金スピードと手数料の安さから、リップルは「ブリッジ通貨」としての一面も持つ。たとえばアメリカと日本での国際送金では、お金がドルから円に変換される。この変換で、仲介する金融機関を経由するために時間もコストもかかってしまう。しかしここで金融機関を使わずに、リップルを間に挟んで「ドル→XRP→円」というように使えば、送金は一瞬で行われ、手数料も格段に安くすむ。
2021年3月15日現在は米証券取引委員会(SEC)がこのリップル社を訴訟しており、いくつかの米国大手の仮想通貨取引所ではこの訴訟を受けて取引をストップしている。SECからの訴訟を受けてどのように展開されていくのかが、リップルの将来、ないし今後の仮想通貨業界において非常に重要な立ち位置になってきているため、目が離せない通貨の一つである。
リップルのこれまでの主なトピック
(2021年2月23日)
米証券取引委員会(SEC)がリップル社に対して「有価証券登録せず1300億円を超える資金を調達した」として訴訟を起こす(今回が初めてではない)
(2020年12月12日)
Sparkトークンのスナップショットが完了
(2018年1月4日)
イーサリアムの1.5倍の時価総額まで高騰、ビットコインに次ぎ時価総額2位に
(2017年11月)
初めてのバブル到来
(2014年3月)
0.61円からスタート
リップルの購入方法【取扱国内取引所一覧】
- BitFlyer(販売所)
- CoinCheck(販売所)
- GMOコイン(取引所/販売所)
- DMMビットコイン(販売所)
- Bitpoint(取引所)
- bitBank(取引所)
- Huobi(取引所/販売所)
- Zaif(取扱なし)
リップルの特徴まとめ
- 2013年にリリース
- リップル社が管理
- PoCで高速送金を可能に
- ブリッジ通貨としての役割も
- 上限まで発行済み
今後もリップルの最新情報は当ページにて随時アップデートします