テザー(Tether/ USDT)の基礎知識|ステーブルコインの特徴・対応取引所などの解説

テザー(USDT)の詳細解説 暗号資産解説
暗号資産解説

当ページでは、テザー(Tether / USDT)の保有や投資にあたり、主な特徴やプロジェクトの目的、買い方(購入・取引できる暗号資産取引所)、そのほか関連する情報などをまとめている。

テザーとは?概要・歴史・目的

テザーとは、米Tether Limited社が発行する、中央集権的な仮想通貨だ。

テザーは仮想通貨の中でも「ステーブルコイン」に分類される。ステーブルコインとは、法定通貨と連動した価値を持つ通貨のことで、最初に定めた価格から価格変更がほぼない。テザーは米ドルと連動しており、米ドルの仮想通貨バージョンというイメージだ。

法定通貨と連動した「ペッグ通貨」であるため、価値は安定している。テザーは、1USD=1USDTでほぼ固定されている。USDを直接取り扱っていない仮想通貨取引所などで、仮想通貨を安定した価格で保存したい場合には最適である。また、他の仮想通貨市場が荒れている時でも、暴落のリスクに晒されないのは大きなメリットといえる。

テザーはブロックチェーン技術を使うことによって、法定通貨にはない利便性や機能性を実現するために開発された。たとえば日本円から米ドルへの送金は、時間も手数料もかかり面倒であったが、テザーのようなステーブルコインを仲介すれば素早く送金できる。その上営業時間を気にせず、手数料も安く行うことができる。

仮想通貨の中でも特徴的なテザーは、その安定した価値から利便性の高い通貨だといえる。

名称(英名) テザー(Tether)
ティッカーシンボル USDT
発行開始年 2015年2月
発行上限枚数 なし
発行方法 発行主体が発行
承認方式 Proof of Reserves
中央機関 Tether Limited
提唱者 ジャン・リュードヴァイカス・デァ・ヴェルデ
プロジェクト公式サイト https://tether.to/
公式ツイッター https://twitter.com/tether_to

テザーの仕組み・主な特徴・将来性

テザーは他の仮想通貨とは違い、「Proof of reserves(プルーフオブリザーブ)」というアルゴリズムを用いているという特徴がある。

この通称「PoR」では、Tether社が保有するUSDTと、市場に出回るUSDTの量を同等に保つことで、USDTと米ドルの価値を一定に保っている。仕組みとしては、ユーザーがTether社にドルを入金したらそのドルをプールし、同額のUSDTをTether社が発行する、というものだ。つまり理論上では、Tether社は市場に出回るUSDT分の米ドルを保有しているのが正常ということになる。

しかし2017年頃から、Tether社は「市場に出回るUSDTと同額の米ドルを保有していないのでは」という疑惑をかけられている。本来USDT発行の担保として保有しているはずの米ドルで、ビットコインを大量購入しているという疑いの「テザー砲」が問題になっている。

もしこれが本当だとすれば、Tether社はUSDTと米ドルの換金に対応できなくなる。それだけでなく、テザーのステーブルコインとしての安定した価値はなくなり、Tether社としての信用も失うことになる。謎の真偽はまだ不明だが、これが事実ともなれば仮想通貨市場は大荒れになるだろう。(その後、2021年2月に裏付け資産を公開。内訳は下記)

・75.85%:現金及び現金等貨物、その他の短期預金、コマーシャルペーパー
・12.55%:担保貸付金
・9.96%:社債、ファンド、貴金属
・1.64%:その他(デジタルトークンを含む)

(2021/2/28の報告書に基づく)

テザーは今後ステーブルコインとしての存在感をより一層高めていくことになると予測されている。法定通貨と同等の価値を持つテザーは、オンラインゲームやネットショッピングなどあらゆる分野での活躍が期待できる。仮想通貨界への橋渡し的な役割を果たすことにもつながると考えられる。

テザーのこれまでの主なトピック

(2021年2月28日)
担保となる資産に関する報告書を公開(監査法人Moore Caymanが作成)

(2020年12月19日)
時価総額200億ドル突破、わずか3ヶ月で2倍に

(2019年6月)
時価総額9位入りを果たす

(2017年9月)
USDTでビットコイン大量購入していたことが発覚、これにより「市場に出回るUSDTと同額のドルを保有していないのでは」と疑われる

(2017年6月)
ビットコインブロックチェーンからライトコインブロックチェーンに移行

(2015年2月)
Tether社がUSDTの発行を開始

テザーの購入方法【取扱国内取引所一覧】

  • BitFlyer(取扱なし)
  • CoinCheck(取扱なし)
  • GMOコイン(取扱なし)
  • DMMビットコイン(取扱なし)
  • Bitpoint(取扱なし)
  • bitBank(取扱なし)
  • Huobi(取扱なし)
  • Zaif(取扱なし)

Binance、Bit-Z、BitKop、RightBTC、他で取扱あり

テザーの特徴まとめ

  • 2015年にリリース
  • 法定通貨と同等の価値を持つステーブルコイン
  • 「Proof of Reserves」という独自のアルゴリズムで価値を一定に
  • テザー問題の真偽はまだ不明

今後もテザーの最新情報は当ページにて随時アップデートします

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