【BTC週報 12/20〜12/26】ビットコインようやく回復で590万円台の高値!2022年展望

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12月に入って一時は520万円台まで価格を落としていたビットコインだが、先週ようやく回復の兆しが見えた。

今回はビットコイン回復のニュースを中心に、SECによる現物ETF却下とマイニング収益性の低下について紹介していく。

先週のBTCチャート(12月20日~12月26日)

ビットコイン価格チャート(2021年12月20日〜12月26日)

今週のチャートを見ると、暗雲立ち込めていたビットコイン市場に光が差し込む様子が見て取れる。

21日まで530万円を切って推移していた価格が、一気に上昇を見せ560万円台へ到達。その後、もみ合いを続けながらクリスマス前夜になるとさらに580万円台を突破した。

週末までその価格を大幅に落とすことなく、安定して推移したことに多くの投資家たちが胸をなで下ろしただろう。

トピック:ビットコイン、クリスマス前夜に高値へタッチ

クリスマス・イヴの24日、ビットコインは2週間ぶりに590万円台の高値に付けた。

下がり続けていた金融市場でもポジティブな動きが見えたためだと考えられる。

今年はビットコインをはじめとする仮想通貨がフィーバーした年であったために、12月に入ってからの下落には不安を覚える投資家も多かったはずだ。

11月8日に史上最高値を更新し760万円台に付けた価格は、中旬まである程度維持を続けたもののその後一気に下落。12月に入ってからも下落は止まらず、一時は520万円台まで価格を落としていた。

このことから今年中の価格回復に期待は持てなかったが、今回の明るいニュースで良い年越しを迎えられそうだ。

トピック:SECがまたもやビットコイン現物ETFの承認を却下

SEC(米証券取引委員会)は23日、ビットコイン現物ETFの申請を新たに2件却下したことがわかった。却下理由は1件目と同様に、SECが想定する基準条件に達していないというものだ。

各方々からSECに対して、ビットコイン現物ETFの承認を求める声が相次いでいるが、SECは承認に対して慎重な姿勢を崩さない。

やはり、年内の現物ETFの承認は現実にならなかった。

このまま議論が続き、来年中に現物ETFの承認が実現されかどうか注目が集まる。今の時点では、承認が現実のものとなる可能性は薄そうだ。

1件目の承認延期期限は刻一刻と迫ってきている。

トピック:ビットコインマイニング、難易度の上昇で収益性の低下

前回ビットコインの供給量が9割に達したというニュースを伝えたが、今回はマイニングによる収益性の低下が起こっていることに触れていく。

中国で仮想通貨の全面禁止が発表されたあと、市場には激震が走り価格にも動揺が見られたが、中国国内でマイニング事業に取り組む企業が減ったこともあり、一時的に競争が激減してその他の事業者は恩恵を受けていた。

さらにそれが市場の価格に良い影響を与え、ビットコインは11月に最高値を更新するほどの高値で推移したのである。

ところが現在、ビットコインの収益性はその頃よりも落ちている。マイニング難易度が上昇していることが原因の一つだと考えられる。

難易度が上がればその分計算に時間や電力などのコストを割くことになる。

この背景には、中国国内でマイニングを行っていた事業者たちが一時的に撤退したあと、新たな寄り木を見つけて続々と事業を再開していることがある。再びマイニング競争が激化する中、ハッシュレートは上昇していくが難易度も上がっていくため、収益性が下がっていくという状況なのだ。

先週のまとめと今後の見通しの考察

2021年はビットコイン注目の年だった。11月には史上最高値を更新し、大いに仮想通貨市場が盛り上がる要因となった。

12月は価格が急落しあまり明るいニュースは多くはなかったが、クリスマス前後に価格回復を見せ、多くの投資家たちに再び希望を与える結果となった。

一方で、各国の規制も相次いだ年でもあった。

中国の仮想通貨全面禁止が一番大きな話題となったが、2022年は現在議論されている規制を実行に移していく国も出てくるだろう。

そして、ビットコイン現物ETFが承認されるかどうかも大きく注目を集めていくはずだ。

また、NTFやメタバースをはじめとするアルトコインの台頭も目に付く。

今年と同じような伸びを期待しつつも、2022年の動向にしっかり目を向けていきたい。

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