【BTC週報:09/13〜09/19】530万の壁を突破!今後は横ばいに推移すると予測も…

ビットコイン価格下落 ビットコイン情報
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ビットコインは先週、一時的に480万円に割り込むところまで下落を見せた。

その後、2日間かけてゆっくりとナイアガラ以前の価格まで持ち直している。さらに、18日時点では530万円の壁を突破し、続いていた不調を切り抜けた。

今回は、先週のチャートを振り返りながら動向の原因に触れていくとともに、今話題となっているビットコインと環境問題について紹介していく。

先週のBTCチャート(9月6日~9月12日)

ビットコインチャート(9月13日〜9月19日)

こちらは、先週のビットコインチャートだ。

14日以降、ビットコインは徐々に回復を見せており、18日には530万を突破している。

その後緩やかな下落を見せているが、大きな動きはなく比較的安定している。

13日に突如見せた大きな値動きは、フェイクニュースが原因だ。

アメリカの小売大手であるウォルマートがLTC(ライトコイン)と提携するというニュースが流れ、一時価格が跳ね上がっている。しかし、ウォルマートがすぐにこの事実を否定したため、価格は大幅に下落した。

トピック:540万の壁は突破できるか?価格は一旦横ばいに

先週のビットコインのチャートを見ると、価格は落ち着きを見せている。

壁であった530万を一時突破していることもあり、540万を超えるかどうか期待が高まる。

このように指標は強気を示しているが、一部のアナリストたちは一旦価格が横ばいに動くと予測。現在、イーサリアムが好調でビットコインよりも上昇率が高いことから、今しばらくはアルトコインに注目が集まると推測されるからだ。

ビットコインは来週24日に、四半期のオプション満期日を迎える。それまで価格は横ばいに動くと見られているが、現在のマクロ状況の不安定さから月末に向けて大きな動きを見せる可能性も否定はできない。

どちらにせよ24日が一度、節目となるだろう。

トピック:チャートにゴールデンクロス、長期的な上昇と推測

価格が横ばいに動くと予測する一方で、先週のチャートに見られたゴールデンクロスが一部の投資家の間で希望の光と捉えられた。

ゴールデンクロスとは、短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から上に向かって追い抜くことで、この時ラインがつくり出すクロスのことを指す。このサインがあらわれるとトレンドは上昇期に入ると予測されるため、投資家たちの間では期待が高まっている。

先週は、14日から15日のチャートでゴールデンクロスが出現し、話題となった。ただし、このゴールデンクロスによって短期的な上昇が見られるかは不明である。

多くの投資家たちは期待を抱きつつも、長期的な上昇傾向のあらわれだと推測している。月末に向けてビットコインが大きく価格を吊り上げるということは、あまり考えられなさそうだ。

トピック:SDGsに大きな影響、ビットコインの消費電力量が増加傾向

昨今、様々な分野で熱が入るSDGsだが、ビットコインが大きな影響を与えることが予想される。

ビットコインが現在までに消費した電力は、既に2020年の1年間の消費量を上回っているとの指摘があった。このまま消費を続けると、2021年末までに95.68TW/hの電力を消費すると予測される。(ケンブリッジ調べ)

これがどれほどの電力量なのか想像が難しいが、この数字がフィリピンの電力消費量と変わらないことがわかれば多くの人が危機感を抱くだろう。さらに電力だけでなく、ビットコインの生成には大量の電子廃棄物が発生するという点も問題視されている。

今後、ビットコインが盛り上がるほどこの問題は大きくなっていくだろう。

先週のまとめと今後の見通しの考察

先週のチャートは、徐々に回復を見せ一時530万を突破したことで、今後の動向に期待が持てる強気の指標となった。しかし一部のアナリストたちは、上昇傾向というよりも横ばいに推移すると予測。

ゴールデンクロスの出現もあったが、これは短期的な上昇ではなく長期的な上昇だと指摘する。今週は一旦落ち着きを取り戻したビットコインが、24日のオプション満期日までどう動くかが最大のポイントとなる。(注:9月19日~20日にかけてすでに大幅な下落が生じており、本稿投稿時点の9月22日現在は460万円代で推移している)

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