ビットコインが強気相場に戻ってきた。
今回の仮想通貨ニュースでは、先週のビットコインチャートからいくつか要点をピックアップして今後の動きを予想し解説していく。
先週のビットコインチャート(10月5日〜10月11日)
これが先週のビットコインチャートだ。1度はやや価格を落としたが、10月8日に価格が上昇。その後は右肩上がりで価格を一気に上げてきている。今は強気な傾向だと言えるだろう。
トピック:ガチホ(ビットコインの長期保有傾向)が強い
現在の価格を見ると、投資家たちの長期保有の姿勢が強いとアナリストからの新たなデータが示している。アナリストのウィリー・ウー氏によると現在のチャートでは反射率が高いとされる。この反射率とはビットコイン1ドルあたりの時価総額の上昇率だ。この反射率が高ければ高いほど、保有時の価格高騰のメリットが大きくなるため投資家達の長期保有率は高くなる。
反射率の上昇以外にもビットコインの長期投資が増える理由はいくつかある。
1つは第4四半期だ。過去のデータを見ても半減期から大体1年後に価格高騰を起こす。今から考えると次の上昇は2021年が目安となるため投資をする理由は十分だ。
もう1つは大統領選挙である。現在大統領選で注目されているバイデン氏とトランプ氏どちらに転んでも政策としてはビットコインにとって好都合なケースが多い。つまりこの大統領選は価格上昇のまたとない機会なのだ。
これらの理由から現在ビットコインの長期保有が増えている。そこが理由で現在の強気相場が起きている可能性がある。
トピック:ビットコインが11500ドルを突破して強気相場
ビットコインは10月10日に11500ドルを一気に突破している。
しかし重要なのはその点ではなく、その後の下落がわずかで止まっている点である。通常は、価格が一気に上昇した際には強気派が大きな下落を待ってから買いをいれるが、今回のチャートではそれが入ってない。
つまりは相場としてはまだまだ積極的であることを示している。このまま強気派が勝っていき12000ドル付近のラインを超えることになると、14000ドルへのトレンドが生まれることになる。その流れが続けば、価格はより底堅いものになっていくだろう。
先週のまとめと今後の見通しの考察
結論、先週はかなり強気の動きが目立った。
大統領選挙を控えていることや第4四半期の点から現在のビットコインへの期待が膨らんでいるのだろう。第4四半期などは2021年が目安とやや長期の視点となるため、長期保有も増え今後の価格変動は強気な動きが増えていくというのが現時点での予想である。