世界でも人気の高いコミックス『ULTRAMAN』がNFTゲーム化、NFTゲームの今後はどうなる

ULTRAMANのNFTゲーム NFT情報
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日本は、アニメ・漫画そしてゲームいった世界中が熱狂する作品を生み出し続けてきた。

賛否両論ありながらもこうしたサブカルチャーを武器として海外で大きな成果をあげてきた例は少なくない。

爆発的なNFTブームによって開発が進むNFTゲームだが、今回紹介するのは世界で既に多くの人気を集めるコミックス作品をNFTゲーム化したものだ。

合わせて、今後NFTゲームがどれだけ盛り上がっていくのかについて考察していく。

NOBORDER.z FZEが『ULTRAMAN』のメタバースゲームを発表

NOBORDERZ FZEは、本拠地をアメリカに置きながら世界で事業を展開する企業だ。海外を中心に事業を行っているが、代表者は日本人である。

昨年12月12日に、株式会社ヒーローズが発行するコミックス『ULTRAMAN』をNFTゲーム化することを発表した。

ULTRAMAN NFT (Metaverese Trading card Gamefi ) / Trailer 1.0

同ゲームはトレーディングカードゲームで、NFT化されたトレーディングカードを使ってメタバース内のプレイヤーと対戦したり交換したりして遊ぶことができる。受付を開始した先行予約では、当選者に限りトレーディングカードの初回限定版を手に入れることができる。それだけではなく、NFT特有の様々な機能が負荷されているところが大きなポイントだ。

限定イベントへのアクセス権やゲーム内でもらえる報酬のアップなど、今後本ゲームをやりこみたいユーザーにとっては喉から手が出るほど欲しい特典が満載だ。

世界から愛される日本の作品を利用したNFTゲームの将来性

日本には世界から愛される作品が多数存在する。

『ULTRAMAN』もその一つで、同作品は既に世界11各国でコミックスが発行されており、Netflixでは実に192か国に向けてアニメも配信されている。

NFTゲームといえば、「The Sandbox」や「Axie Infinitey」が有名だが、どちらも海外発の作品だ。多くの企業による参入や、基軸となる仮想通貨が高騰するなど、既に大きな動きを見せている。

日本でも、「ポルカファンタジー」「EGGRYPTO」などといったNFTゲームはあるが、既にある有名作品を使ったNFTゲームというのはまだ数少ない。知名度や人気を持った状態でNFTゲーム化するとどれほどユーザーが集まり人気がでるのか、そういった意味でも『ULTRAMAN』には大きな期待が寄せられるだろう。

NFTゲームの問題点はユーザーの参入のしやすさ

NFTゲームは従来のゲームとはちがい、仮想通貨を必要とする場合が多い。これが仮想通貨とは無縁のゲーム愛好家の参入を妨げる障壁となり得る。

既に多くの人気を集めている「The Sandbox」や「Axie Infinitey」は、ユーザーのほとんどがそもそも仮想通貨に親しみのあった人ばかりだ。初期段階で目を付けたユーザーたちがゲーム内アイテムを買ったり必要な通貨を保有したりしたことで、ゲーム内で使う仮想通貨の値段は上がり、莫大な初期費用がかかるようになってしまっている。

もちろんそういったゲームだけでなく無料ではじめられるものもあるが、これは非仮想通貨投資家であるゲームユーザーの新規参入を阻むことになるだろう。

こうした課題を解消しつつ、幅広い多くのユーザーを取り込むことで仮想通貨市場にも更なる盛り上がりを期待することができる。

今後、NFTゲームは当たり前のゲームの形となっていくにちがいない。その前にしっかりと課題を解消し、NFTゲームが富裕層の娯楽にならないようにしていく必要がある。

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