アルトコインは国内でポジティブな動き!新たな通貨誕生とソラナの新サービスローンチ

イーサリアムキラーとして期待されるソラナ(SOL) アルトコイン情報
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アルトコインも総じてビットコインの影響を受け、1月は価格が下落し重たい推移となった。

2月に入って価格上昇が見られ、仮想通貨界隈には安堵の空気が流れ始めている。今回は、仮想通貨関連の日本国内の動きを示した2つのトピックと昨年高騰して話題となったソラナのニュースを1つ紹介していく。

トピック:国内の仮想通貨税制に見直しの声、改革には時間を要する

仮想通貨の税制についても話題になっている。

NFT特別担当を務める自民党の平将明議員が、仮想通貨税制に関する質問を行った。

現行の制度では、NFTにつながる仮想通貨による社会的な革新とそれに関係する人材流出を促進させるとして、制度改革を促すような意図が見られた。特に今回は、ガバナンストークンの課税制度に対する見直しを訴えている。

R4.2.4 衆議院内閣委員会(平将明 vs 山際大志郎 経済再生大臣、牧島かれん デジタル大臣、若宮健嗣 クールジャパン大臣、小林鷹之 経済安保大臣)

そもそも仮想通貨に対する税制は、株式投資やFXなどの税制とは異なる現状がある。仮想通貨取引によって得た収益は、雑所得に分類されるため総合課税の対象となっている。

つまり収益額が上がれば上がるほど、累進課税によって税額が吊り上がっていき最大45%にものぼる仕組みだ。

これに対して株式投資やFXには申告分離税が適用されるため、税率が一律20.315%と固定されている。こうした点も国内ユーザーの仮想通貨参入の大きな障壁となっていることは言うまでもない。

今回は、どちらかというとガバナンストークンの課税制度の見直しに限定した議論が交わされたが、仮想通貨関連の税制そのものを根本的に見直してもらいたい。

トピック:金の価格に連動する仮想通貨を新たに発行、三井物産の「ジパングコイン」

国内初の仮想通貨は大きな話題となるが、今回は三井物産が発行する新たな通貨に注目が集まっている。

ZPG(ジパングコイン)と名付けられた新たな通貨は、金の現物を裏付けとする仕組みだ。

金というコモディティに投資できる通貨のため、同コインはコモディティコインに分類される。発行はプライベートチェーン上で行われるため、マネーロンダリングのリスクにも対策を講じている。

今月より一般向けの取引の開始が予定されており、まずは株式会社デジタルアセットマーケッツによって取引が始まる。ZPGの購入を行うためにはデジタルアセットマーケッツを通す必要があるが、この際にPayPay銀行の口座が必要となる。

トピック:昨年高騰のソラナが新たな決済プロトコルをローンチ

2月1日、ソラナは新たな決済プロトコル「Solana Pay」をローンチした。

昨年高騰を見せたソラナは、イーサリアムが抱えるスケーラビリティ問題を解消するブロックチェーンの一つとして大きな注目を集めた。

今回のローンチによって、ソラナを使って実際の店舗での買い物の決済を簡単に行えるようになる。

しかも対応しているのはソラナだけではなく、他のSolana規格のコインやステーブルコインなども含まれている。さらに大きなポイントとして、世界に名を馳せる米eコマースの「Shopify」と既に提携し同決済サービスの導入が進められているのだ。

Shopifyへの導入が完了すれば、販売者・消費者ともにソラナの利用が盛んになるだろう。

ソラナはビットコイン同様、1月に大幅な下落を見せて重たい価格推移を見せていたが、2月に入って上昇傾向にある。Shopifyへの実装日が発表されれば、さらに価格が上がっていくだろう。

先週のまとめと今後の見通しの考察

仮想通貨全体の下落の中ではあったが、国内では仮想通貨に対するポジティブな取り組みの発表が相次いでいる。

特に新規コインの誕生などは、ユーザーの注目を集める絶好のトピックだ。また、国の動きとしても仮想通貨に対してネガティブなものではないのが救いである。

重たい市場ではあったが、まだまだ仮想通貨自体は死んでいない。1月に大幅な下落を見せた分、2月はより一層の回復を願う。

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