【アルトコイン週報:05/30〜06/06】ネットワーク障害に対するソラナの対応と機能拡充

イーサリアムキラーとして期待されるソラナ(SOL) アルトコイン情報
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アルトコインを代表するイーサリアムの動きを見ても、依然としてテラ・ショックの衝撃からは立ち直れていない。

下落前は35万円台付近で推移していた価格が、現在は25万円台となっている。

今後どのように回復していくかは未知数となっている中で、今回は特にソラナについてのトピックを2つとOPトークンについて紹介していく。

トピック:ネットワーク障害再び、ソラナ4時間半の停止

2日、ソラナネットワークは一時的に停止。復旧まで4時間半を要した。

原因は一部機能に起きたバグで、修復のためにネットワークの再起動が必要だったということだ。

ネットワーク上でブロックを無効と見なすバグが発生したことで、コンセンサスが正しく形成されないという事態に陥ったことが共同創設者の一人Anatoly Yakovenko氏によって明言されている。

ソラナは以前にも大規模なネットワーク障害を引き起こし、ユーザーたちから不満の声が上がっていた。

ソラナ事態はイーサリアムキラーとして注目を集め需要を高めていたが、頻繁にネットワーク障害が起きて使えないとなると話は変わってくる。

こうした事態に対し、ソラナの開発を担当するソラナラボが、メインネットワークの利用に優先手数料の設定機能を設ける計画を発表している。

この機能が実装されると、追加料金を設定すれば優先的にトランザクションが処理されることになる。

しかし、ソラナの魅力は「安くて、速い」だ。この機能の追加でユーザーたちにどのような反応が起きるか、注目が集まるだろう。

トピック:ソラナ、チェーンリンク(LINK)のサポートを享受

チェーンリンクは、あるチェーンのスマートコントラクトとオフチェーンの間に入り、データをつなげる役割を果たすチェーンだ。

その目的は、既存の金融サービスとブロックチェーンを安全かつ素早く接続することで、法定通貨の価格情報をすぐに反映することにある。

価格は常に推移しているため、これが素早くできることが何よりも大きな存在意義なのだ。この機能は、DeFiにおいて大きな役割を担っており、事実上市場の価格基準を創り上げている。

3日、チェーンリンクはソラナのチェーンに対して価格フィードを提供することを発表した。これにより、ソラナはチェーンリンクの機能を利用して、市場基準で使用される価格フィードを使用可能となった。

ネットワーク障害で注目を集めるソラナだが、着々と機能の拡充が進んでいる様子だ。

トピック:OPトークンが話題、エアドロップがスタート

イーサリアムのレイヤー2ソリューションであるOptimism(オプティミズム)上で発行されるガバナンストークン、OPのエアドロップがスタートし大きな話題となった。

エアドロップの対象者は絞られるが、オプティミズムを2回以上利用したことがあるユーザーならエアドロップを受けられるようになっている。OPは今後、2つの投票システムを通して活用されていく予定だ。

5月31日のエアドロップスタートに合わせて、コインベースをはじめとする大手取引所でOPが上場した。

先週のまとめと今後の見通しの考察

イーサリアムの代わりとして期待が高かったソラナは、度重なるネットワーク障害でやや評価を下げているところがある。

ユーザーにとっては、いざという時に使えないチェーンだと困るのだ。ソラナはというと、原因を突き止め改善するという対応を真摯に行い、昨日の拡充に努めている様子は見て取れる。ユーザーが離れる前に、しっかりと問題解決に至っていただきたい。

イーサリアムは、レイヤー2ソリューションOptimismのガバナンストークンOPの話題も盛り上がりを見せている。今年中に大きな動きがあるとされているが、その前にしっかりと価格が戻ることを祈るばかりだ。

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