カジノ業界から不正が消える?オンラインギャンブルと仮想通貨の相性について

オンラインカジノと仮想通貨 クリプト業界全般
クリプト業界全般

ここ数年で、オンラインカジノ・インターネットを通じたギャンブルの認知度は世界的に高まっている。加えて、仮想通貨がオンラインギャンブル産業全体をより安全な方向へ導く手助けとなっているようだ。

仮想通貨がもたらす資金の安全性・透明性

オンラインカジノが世に誕生したことで、カジノオペレーター(カジノを運営する業者)はリアル店舗を必ずしも構える必要がなくなり、コスト面で事業展開がとても容易になった。

オンラインギャンブルの市場は年々成長しており、2019年は589億ドル(約5.9兆円)だったものが2020年には667億ドルに伸びており、2023年には920億ドルになると予想されている(Statistaより)

オンラインで事業展開するメリットは、オペレーターだけでなくプレーするギャンブラー達にも当てはまる。カジノへ訪問する必要がなくなることで、特に2020年以降のコロナウィルス拡大の状況においては他の客との接触リスクがない、言わばより安全な環境でゲームを楽しめるようになった。

このように、インターネットはギャンブル市場のオペレーターとプレイヤー両者に物理的・経済的な利点をもたらしている。

この業界に資金面で貢献するのが仮想通貨だ。

仮想通貨の特徴である透明性の高い取引データ改ざんが簡単に出来ないという二点は、プレイヤーたちにとって自分のアカウントに保有している賞金が自分のものだと確信できる安心材料になる。

どうすれば資金が安全であるとプレイヤーに証明できるのか、取引をオープンにして不正を排除できるか?こうした問題点の解決策として、これまでは外部の決済業者、つまり第三者を挟んで送金記録を残すことが良い方法だとされてきた。

しかし、仮想通貨を使えばお金の管理と取引の透明性という2つの課題は、第三者の手を借りずに一度にどちらも解決できてしまう。

仮想通貨のブロックチェーン技術は「公開された記録」という性質を持っている。そのため、カジノ側も参加者側も自分に都合良く隠蔽・改ざんができない。

そうした技術的特徴から、近年は仮想通貨で入出金できるオンラインギャンブルサイト、仮想通貨を賭けられるサイトが増加傾向にあるようだ。(参照:BitBets|仮想通貨&オンラインギャンブル情報

オンラインギャンブル関連の仮想通貨

オンラインギャンブル業界では、ビットコインをはじめ、イーサリアム、ライトコイン、リップル、ビットコインキャッシュなどの既存の仮想通貨のほか、ゲーミングに特化したトークンの開発も盛んだ。ここではそのうち1つをご紹介しよう。

FunFair(ファンフェア)

FunFairは2017年にローンチした、イーサリアムのスマートコントラクトブロックチェーンを利用した最先端の分散型カジノゲームプラットフォームだ。FunFairネットワーク内ではFUN(ファン)というERC20トークンが利用される。FunFairはイーサリアム上でCasinoFairというオンラインカジノを運営しており、ここでFUNを使用してプレーし、FUNで得た賞金をETHに変えて外部に送ることが可能だ。

ICOの際には投資家から2600万ドル調達し、1700万FUNが作成された。

まだまだ発展途上ではあるが、ギャンブル関連では興味深いプロジェクトの一つと言える。

オンラインギャンブルと仮想通貨の今後

既述のとおり、オンラインギャンブル産業は成長を続けている。仮想通貨は資金の安全性の担保という形で成長の勢いに拍車をかける材料となっている。こうした業界で仮想通貨の需要が少なからず存在し、かつその需要が年々高まっていることも、軽微ではあるがビットコインやイーサリアムの価格に影響しているかもしれない。

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