ついにイーサリアム2.0に向けてのカウントダウンが始まる。(大型のアップデートであり、突然切り替わるのではなく徐々に機能開放されていくため、カウントダウンと呼ばせていただいた)
ここではまず最初のアップデートの内容を整理しておこう。
イーサリアムがアップデートでPoWからPosへ転換。メリットは?
今回のアップデート最も重要な変化と言って良いのはPoW(プルーフ・オブ・ワーク)からPoS(プルーフ・オフ・ステーク)に転換する事だろう。
ここでまず用語の説明をすると、PoW(プルーフ・オブ・ワーク)とは言葉のとおり労力が証明となるということである。あたえられた問題を1番早く解いた者に報酬の権利が与えられるという仕組みだ。つまり、コンピューターの計算速度(CPU)を駆使して、最も労力をかけて早く解いたものが常に仮想通貨の報酬を得られる、というシステムになる。
計算力をどれだけ持っているかが勝負になるので、常に計算力に投資しなければ報酬を得られない。
反対にPoS(プルーフ・オフ・ステーク)は賭け金の量が証明になるという方式である。つまり仮想通貨の保有量に対して証明の権利を得るということだ。
今回のPoWからPoSに変わるアップデートでコストの大幅な改善が見込まれる。先ほども述べたとおり、PoWは強力なコンピューターが必要なためコストがどうしても増えてしまう。しかし、PoSは計算力の高さでの証明を行わずに済むので、コストカットが可能なのだ。
アップデートの価格への影響は?
この移行は3段階に分かれて行われる予定で、今回は第一段階。年末にむけて今後徐々に導入されていく。
このアップデートにはクジラ(大規模投資家)もかなり興味を示しており、約100億円相当のビットコインがイーサリアムに移されている。さらに現在は2万ビットコイン(約235億円)分のビットコインがトークン化されてイーサリアムブロックチェーンで動いている。
イーサリアムはビットコインとはうって変わり、独自の利便性から価格をのばしている。チャート分析からみても、イーサリアムは重要なレジストラインを突破しており、チャート指標から見てもしばらくは価格を伸ばしていく事が予想される。
しかし、ビットコインがフラッシュクラッシュを起こしたことは記憶に新しい、ここまでの急激な上昇に懐疑的な視線もあるためイーサリアムも注意が必要だ。FXトレードをする際に保持したまま保留をしているとかなり損をする可能性がある。
アップデートによる不測の事態などには目を張り巡らせておきたいところだ。