イーサリアム大型アップグレード「The Marge」まで約1か月!今後はどうなる?

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アルトコイン界は、大きな2つの話題で持ちきりとなっている。

一つは、イーサリアムの大型アップグレード「The Marge」が9月上旬実施の可能性が浮上していること。

もう一つは、先日大量の不正流出をしたソラナのその後だ。さらに今回は、先ほどの2つに加えて、イーサリアムのスマートコントラクト関連で大きな話題となっているトルネード・キャッシュの禁止についても触れていく。

トピック:昨年から話題のイーサリアム大型アップグレード「The Marge」実施まで秒読みか

アルトコインの中で最も取引量が多く、ビットコインに次いで時価総額2位を維持するイーサリアム。NFT関連の沸騰で需要が増え、ガス代が急騰すること増えている。

そのような中で、イーサリアムが抱える問題を解消するべく、コンセンサスアルゴリズムを移行する大型アップグレードが控えていることは、全ての仮想通貨ユーザーの知るところだろう。

昨年から度々大きな話題として取り上げられていたが、9月中にアップグレードが実施される予定が報告された。

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現時点では、9月15・16日を暫定的な予定としている。これは、当初予定されていた9月19日の実施よりも早いということで、ユーザーたちの間で話題となっている。

予定に変更がなければ、この日までに「The Marge」までの残り2ステップが実施されるだろう。

トピック:マネーロンダリングの危険性をはらむトルネード・キャッシュの使用禁止

8日、OFAC(米財務省外国資産管理局)は、トルネード・キャッシュの使用を禁じた。対象は、国内外のアメリカ人および団体となっている。

トルネード・キャッシュとは、誰にでも情報が開かれているブロックチェーン上でトランザクション元を匿名にできるサービスだ。これにより、ユーザーは匿名で通貨を送金できる。

しかしこの機能は、マネーロンダリングの温床となりやすい性質を持ち、OFACは不正な金銭を収受する犯罪行為に使われていると見ている。大きな問題は、匿名で送金できる機能を持ちながら、受け取り側は送金を拒否することができないため、マネーロンダリングなどの犯罪行為に不用意に加担してしまう恐れがあることだ。

今回の規制によって、こうした受け取り側のリスクを排除することが可能となる。

トピック:ソラナ大量不正流出事件、Slopeが公式見解を発表

今月11日、ソラナの大量不正流出事件が発生し、アルトコイン界では大きな話題となった。この事件の原因は、ソラナ関連ウォレットである「Slope」のセキュリティに脆弱性があったためだとされている。これを受けて、Slopeは公式見解を発表した。

Slopeは、同ウォレットのセキュリティに欠陥があったことは認めたものの、今回の不正流出事件の直接原因となった証拠はないとしている。

事実、大量流出に至った直接的な原因は特定されていない。ただし、被害に遭ったアドレスはSlope関係のものであったことが多数報告されているため、今回の事件との関連性が指摘されている。

Slopeは今後も内部調査を進め、セキュリティを含めたエコシステム全体の修正に努めていくことを示唆している。

先週のまとめと今後の見通しの考察

アルトコイン界で大きな話題となっている3つのトピックについて紹介した。

特にイーサリアムの大型アップグレードは、多くのユーザーが期待を持って心待ちにしていたため、9月の実施までにさらに注目が集まるだろう。現在25万円前後となっているイーサリアムだが、大型アップグレードを経て様々な課題解消に近づいた時、この価格は大きく動くことが予想される。

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