先日ビットコインは5日に予期せぬ急落を見せ、アルトコインの価格にまで大きな影響を与えた。
12月1日、ビットコイン建てで史上最高値を更新したイーサリアムもビットコインの急落に引っ張られて価格が下落。膨らむ期待をやや削ぐような形となった。さて、今回はそんなイーサリアムのニュースと共に、国内取引所の新しいサービスや新規上場通貨について紹介していく。
トピック:イーサリアムが史上最高値を更新、ビットコイン建てで0.0835BTCを記録
今回イーサリアムが注目を集めたのは、ビットコイン建てでの史上最高価を記録したからだ。2021年も残すところあと1ヶ月というところで、ビットコインやイーサリアムなどに親しみが深い古参投資家たちにとっては嬉しいニュースだろう。
イーサリアムは需要の高まりと共にガス代の高騰が話題となっていた。
これもあってイーサリアムキラーと呼ばれるコインたちが続々と頭角を現し、一時は話題を掻っ攫っていっていた。しかし今回のニュースから、まだまだイーサリムの需要は尽きず、むしろ増していると読み取れる。昨今話題のNFTやメタバース関連でも、イーサリアムブロックチェーンはなくてはならない存在だ。
多くのアナリストたちは、BTC/ETHはこの後も上がると予想していたが、ビットコインの予期せぬ急落に足を引っ張られる形となった。しかし間違いなく、今後も注目していきたい成長株の一つだ。
トピック: 初心者に扱いやすいアプリモードがリリース、DMMビットコインの「STモード」
仮想通貨取引アプリといえば、国内ではコインチェックが初心者にとって使いやすいと言われている。仮想通貨初心者にとって、取引画面はシンプルかつわかりやすいものの方が人気なのだ。
今回DMMビットコインはその点に注目して、新たにスマホアプリに「STモード」を搭載した。難しいチャートに惑わされることなく、直感的に操作できるところが大きなポイントだ。
これがハマれば、手数料が安いDMMビットコインの方が仮想通貨新規参入者を取り込めるようになるかもしれない。
NFTやメタバース関連の通貨が高騰する中、仮想通貨取引所は新規ユーザーを取り込むために様々な工夫を凝らしている。ユーザーが増えればますます市場は盛り上がっていくため、我々にとっても喜ばしいニュースだ。
トピック:国内取引所bitbankでLINK(チェーンリンク)が上場
3日、国内取引所であるbitbankがLINK(チェーンリンク)の取り扱いを開始したと発表した。先月11日には、bitFlyerも12月中にLINKの取扱いを開始すると発表しており、国内ではLINKが大きな注目を集めている。
今回上場を果たしたbitbankでは、キャンペーン期間中に限りLINK/JPYとLINK/BTCの取引手数料を無料としている。期間は12月23日午前9時59分までだ。
LINKは1日3000円に到達すると価格を落とし、4日にはビットコインの急落に引っ張られて2000円台まで落ちている。
先週のまとめと今後の見通しの考察
先週は、イーサリアムがビットコイン建てで史上最高値を更新するなど好調なスタートを切ったと思われたが、ビットコインの急落によって仮想通貨全体が落ち込んだ。
5日時点で価格の持ち直しはできておらず、来週の値動きに不安が立ち込める。一方で国内取引所ではLINKが注目を集めている。
bitbank上場直後にビットコインの急落によって価格が落ちているが、今後も取扱い取引所が増えていくことがわかっているので、価格の上昇が期待される。