先週のアルトコイン市場は一気に冷え込み、多くのユーザーが落胆したことだろう。
そのような中でも、仮想通貨関連のニュースは絶えない。
今回は、下落市場からやや視線を逸らして、3つのトピックについて紹介していく。
特に、Aster NetworkでのトークンセールやLANDの追加販売は、下落市場とは裏腹にアルトコイン関連の明るいニュースだろう。
トピック:ドイツで仮想通貨所得税に関するガイドラインが発行
10日、ドイツ財務省は仮想通貨で発生した所得税に関するガイドラインを発行した。
ドイツでこのようなガイドラインが発行されるのは初めてのことで、多くの注目が集まっている。
本ガイドラインでは、単純な仮想通貨取引で得た収益だけでなく、マイニング・ステーキングやエアドロップなどで得た仮想通貨に関しても言及している。
ただし、今回発行されたガイドラインは最終的な決定事項ではなく、今後協議を続けながら内容を詰めていく予定だ。
トピック: Starlay Finance にて、第2回LAYトークンセール実施
日本発ブロックチェーンAster NetworkによるDeFi貸付プラットフォーム「Starlay Finance」で7日、これから行われる第2回トークンセールの詳細が発表された。
本トークンセールの参加者には、DeCartel関連4通貨ARSW・KGL・MUUU・GALAXが無料配布されることも明らかになり、ユーザーたちの期待が高まっている。
DeCartelとは、Aster Network 状に存在するいくつかのdAppsが連携して発足した団体だ。
今年、5月6日に誕生したばかりである。
DeFiの簡略化とユーザーへの収益安定供給を目的としており、6月以降にも新たに参加するdAppsが名乗りを上げている。
DeCartelは目的達成のために、「Mutual Airdrop」と呼ばれる施策を行っていくことを公表しており、今回のトークンセールに伴ったエアドロップは、この施策に含まれる。
トピック:コインチェック、「Oasis TOKYO」の近接エリアでLAND追加販売
コインチェックは、同社がThe Sandbox(ザ・サンドボックス)のメタバース内で作成したメタバース東京「Oasis TOKYO」に隣り合ったLANDを追加販売することを発表した。
NFTゲームの中でも最もよく知られているものの一つに、The Sandboxがある。
ゲーム内の空間(メタバース)でユーザーがアイテムNFTやゲームそのものを作成できるプラットフォームだ。
LANDは、The Sandbox内で利用されるゲーム内の土地だ。
LANDは様々な企業やユーザーにとって買い争われているほど価値が高く、新たなLANDの販売となれば多くの人々の注目を集めるだろう。
今回販売されるLANDの価格は、2.0ETH。
540個ものLANDが13日から販売開始となり、16日現在まだ多数が販売されている状況だ。2022年5月16日時点の価格は1ETH=約26万円で、1LANDあたり約52万円相当となる。
現在、仮想通貨市場全体が下落傾向にありイーサリアムの価格も下がっているため、これまで圧倒的な人気と価格で手が出せなかったLANDの買い時が来ているかもしれない。
先週のまとめと今後の見通しの考察
先週は、市場の下落の背後で様々なプロジェクトが動きを見せていた。特に、The SandboxのLANDは競争率と価格が高く、なかなか手に入れられなかったユーザーも多いはずなので朗報の一つだ。
下落市場で大きなダメージを負っているユーザーが多いが、こうした明るいニュースも取り込みながら仮想通貨全体の将来を落ち着いて見据えていきたい。