カルダノが大型アップデート完了でスケーラビリティ大幅向上も価格下落【アルト週報】

Cardano(ADA) アルトコイン情報
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Marge後に大幅に価格を落としているイーサリアム。先週は週当初に20万円台に乗ることができたが、持続できずに急落する形となった。結果、18万円台での揉み合いが続いている。

今回はイーサリアムについてのトピックではなく、その他アルトコインや仮想通貨取引所関連のニュースについてお伝えしていく。

トピック:バイナンスがまたもやライセンス取得、ニュージーランドで

2022年に入ってから各地でライセンス取得を繰り返しているバイナンス。今度は、ニュージーランドの金融プロバイダーとしてライセンスを取得に成功した。これによって、バイナンス・ニュージーランドの設立予定も明らかになっている。

バイナンスは2021年、日本やヨーロッパ諸国の規制当局から警告を相次いで受け、方針を転換。各地で正式にライセンスを取得し、正攻法で陣地を広げる施策を打っている。

さらにバイナンスは、日本への参入も検討していることが明らかとなっている。日本でライセンス取得ができれば、国内初の海外取引所の正式認可事例となる。金融庁は、過去に2回バイナンスに計億を送っているため、ライセンス取得が容易ではないことが予想される。

日本でライセンス取得をした場合、バイナンスは今のような広いサービスではなく、日本の規制に則った狭いサービスを提供することになる。最近でいうとFTXが同じような例として挙げられるだろう。こういった部分では、バイナンスヘビーユーザーにとって大きな懸念点になりそうだ。

トピック:カルダノ(ADA)のハードフォークによってガス代半減

23日、カルダノのVasilアップデートが公開された。Vasilアップデートは、スケーラビリティの向上を目的としている。

  • ネットワーク処理速度の改善
  • dApps開発者向けの言語の改善
  • ブロック伝送効率の向上

アップデート実装後、カルダノは大きな改善を得たといわれている。トランザクションサイズが約10分の1に縮小。これによりガス代も大幅に削減され、従来の1.44ADAから0.73ADAとなっている。

https://twitter.com/MuesliSwapTeam/status/1575408095873884161?s=20&t=m_2N1gch7EtVvlf5kMc4ig

創始者が「イノベーション」と呼ぶほどの改善結果を得られたものの、現在カルダノの価格は下落傾向となっている。

トピック:ACAがビットフライヤー買収を断念

今年4月、ACAがビットフライヤーを買収するというニュースが飛び込み大きな話題となった。創業者の加納氏を含まず、株主連合がこれに合意。買収が進められる見通しが持たれていた。

しかしこの度、ACAは買収を断念することとなった。

創業者の加納氏を中心に、当初の合意を撤回する株主も現れ、結果として株式の過半数取得が難しくなったことが背景にある。

先週のまとめと今後の見通しの考察

アルトコインで最も取引量の多いイーサリアムは18万円台で揉み合う中、その他の通貨たちはそれぞれの動きを見せている。

カルダノにおいては大型アップデートを終え、スケーラビリティの向上を実現。しかし価格の上昇にはつながっていない。ビットコインもなかなか価格上昇を果たせない中、アルトコインも苦しい展開が続いている。

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