【BTC週報 09/05〜09/11】久しぶりに300万円台を突破!ETHアップデートとの関連は?

BTC価格チャート ビットコイン情報
ビットコイン情報

ビットコインは、先週9日に300万円台を突破。落ち込んだ価格を取り戻し、市場は良いムードに包まれている。

今回は、価格を取り戻したビットコインの動向と共に、イーサリアムの大型アップデート「Marge」による影響とマイクロストラテジーのビットコイン買い増し予定についてのトピックを紹介していく。

先週のBTCチャート(9月5日~9月11日)

ビットコイン価格チャート(2022年9月5日〜9月11日)

9日序盤まで、ビットコインは277万円ラインを基準に揉み合いを続けていた。6日から7日にかけては、一時270万円を切る下落も見られたが、8日には回復。さらに9日正午直前には、280万円台から一気に295万円のラインを超える急騰を見せた。

その後も価格は上昇を続け、9日中に300万円ラインを突破。価格をキープして週末を迎えることとなった。(注:その後、13日以降は再び下落に転じている)

トピック: ビットコイン300万円超えで大幅高、半年ぶりに

9日正午直前、ビットコインは295万円のラインを超える急騰を見せた。それまでは277万円前後でもみ合いを続けていた。295万円ラインを超えた後は、その日のうちに300万円を突破。じわじわと上昇を続けながら週末を迎える形となった。

今回の急騰による上昇率は非常に高く、今年2月下旬以来の大幅高となった。実に半年ぶりだ。

今年に入って苦境に立たされている仮想通貨。今回の上昇に関しては、米国株やドルの動向が大きく影響していることは否めない。今年全体を通してみると、様々な金融商品に振り回される様子がありつつも、状況によって今回のような良い動きを見せることも証明している。

トピック:イーサリアム大型アップデートMargeがビットコインを動かす

ビットコインに次いで時価総額2位を維持し続けるアルトコイン、イーサリアム。15日にMarge(マージ)と呼ばれる大型アップデートを控えており、市場は浮足立っている状態だ。

マージが実行されると、イーサリアムのコンセンサスアルゴリズムがPoWからPoSへ移行される。これにより、マイニングではなくステーキングによって報酬を得る形となる。

まだ実施には至っていないものの、アップデートの影響はビットコインにも及んでいると考えられている。直近7年間で休眠していたとされる約280億円相当のビットコインの移動が確認されたのである。

移動理由については断言できる根拠が一つもないが、マージの影響が少なからずあるのではないかという見方もある。これにより、マージが実行されたタイミングで、ビットコイン価格にも影響が出ることが予想される。

トピック:ビットコイン買い増しを示唆、米マイクロストラテジー

ビットコイン保有企業ランキングで1位を維持し続ける米マイクロストラテジーは、この程さらにビットコインを買い増しする予定について示唆した。

9日、マイクロストラテジーは株式オファーリングにおいて、5億ドルの調達を行うことについての書類をSECへ提出。その中で、5億ドルの一部をビットコイン購入に充てることを示している。

現時点で同社は、129,699BTCを保有。(CoinGeckoしらべ)2位の保有数量の12倍以上の差をつけている状態だ。ここからさらに買い増しをするとなると、他社との差はさらに広がりを見せることとなる。

同社CEOであるMichael Saylor氏は、ビットコインを強く支持している人物の一人として知られる。市場が揺らぐ今年も、これまでと変わらずビットコインに対して強気の姿勢を締めてしている。

先週のまとめと今後の見通しの考察

ビットコインは300万円台に乗り、市場には良い空気が流れている。イーサリアムが大型アップデートを控えていることで、何らかの影響を受けていることは否めない。さらに、その他金融商品の動向が顕著に影響している状況も明らかだ。様々な状況に左右されつつも、一旦は落ち着きを見せたといって差し支えないだろう。

ただし今週15日に実施されるマージによって、ビットコインの価格も動く可能性がある。300万円台を維持して今週を終えられるか、大きな注目が集まるところだ。

タイトルとURLをコピーしました