【BTC週報:06/27〜07/03】スリー・アローズ破産報道と2万ドル割れ、下落相場は続く

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1日に一時2万ドル回復の反発を見せたものの、依然として下落相場から抜け出せないビットコイン。

今回は、ビットコインの2万ドル割れ・反発の背景について触れる。

要因となったスリー・アローズの破産申請と、一方でビットコイン買い増しを続ける2つの側面から、現在の状況を読み解いていく。

先週のBTCチャート(6月27日~7月3日)

ビットコイン価格チャート(2022年6月27日〜7月3日)

先週のBTCチャートを見ると、7月に入る直前まで価格が下降傾向にあることがわかる。

週頭は289万円のラインで揉み合いを続けていたたが、30日には256万円のラインを割ってしまっている。しかし1日に一変、大きな反発を見せ一気に280万円台まで回復した。

一時は安堵の空気が流れたものの、価格を維持できず再び下落。256万円台のラインで落ち着く結果となっている。

トピック:ビットコイン2万ドル割れと一時反発の要因

5月からの現在までの期間を切り取ると、ビットコインは明らかな下降傾向にある。

特に6月に入ってからは維持してきた3万ドルさえもあっさり割り込み、ついには2万ドルを下回るほどの下落をみせている。

この大きな流れの中で下落のきっかけを作ったのはLUNAショックだ。LUNAショックは様々な要因を生み出し、更なる下落のきっかけを生み出している。

例えば、LUNAへの積極的投資で知られ多大な資産をつくり上げてきたスリー・アローズは、債務超過に陥っていることがわかっている。これを清算するため破産申請を行ったことが報じられ、2万ドル割れを引き起こしたと考えられる。

しかしこの状況が一時緩和する大きな反発もあった。

1日、1万8000ドル台後半から一気に2万ドルまで回復を見せたのだ。

背景には、FTXがBlockFiを買収するという報道があったからだと考えられる。ただし価格の回復は一時的なもので、再度下落。7月は2万ドルを下回ってのスタートとなった。

トピック:相次ぐ関連企業の破産報道、市場への影響は

ビットコイン2万ドル割れの一つの要因となったスリーアローズの破産報道。債務超過に陥っているのは、同社だけではない。

仮想通貨レンディング事業を行っているセルシウスも債務超過によって破産を余儀なくされている。

ビットコインを始めとする仮想通貨市場の悪化により、顧客の資金引き出しを停止する措置を行い、専門家に企業再建を依頼するなど再生の道を模索していることがわかっている。

シンガポールで設立された仮想通貨取引プラットフォームVauldも、財政的困難に見舞われて出金・取引停止の措置を講じている。こうした関連企業の財政的危機は、市場へも大きな影響を与えている。

6月の2万ドル割れのきっかけとなったように、今後も破産報道が続けばますます価格下落を加速させるだろう。

トピック:売る者あれば買う者あり、危機的局面でビットコインの買い増しを発表

こうした状況を好機と捉え、ビットコインの買い増しをする者もある。

ビットコインを法定通貨として活用するエルサルバドルだ。今回の下落相場で、エルサルバドルは80BTCを買い増し。現在の所有数は2300BTC以上になるとみられる。

ビットコインに対する楽観視を続ける姿勢は、エルサルバドル内部にも見られる。

太陽光発電を利用したマイニング施設の建設が検討されており、その規模は2億ドルだというのだ。ナジブ・ブケレ大統領はこの相場でもビットコインに対して非常に前向きで、このプロジェクトに対し、国も支援を行う姿勢だという。

この相場を好機として買い増しを行っているのはエルサルバドルだけではない。マイクロストラテジーも29日、約13億円相当のBTCを追加購入している。

先週のまとめと今後の見通しの考察

ビットコイン相場は依然として下落傾向を抜け出せない。長引く市場の低迷の影響は、関連企業に大きな打撃を与えている。

債務超過に陥って事業再建を余儀なくされる企業や、破産申請を行う企業が相次いでいるのである。この状況下でまだビットコインの買い増しを行う国や投資企業があることは、唯一の救いだ。

このポジションを捨てて売りが始まれば、いよいよビットコイン市場は終焉を迎えてしまうかもしれない。

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