【BTC週報 04/04〜04/10】520万円台下落のビットコイン、ポジティブなニュースが相次ぐ

ビットコイン価格下落 ビットコイン情報
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週の終わりには420万円台までの下落を見せたが、3月後半から安定して500万円以上をキープしている。

このまま520万円台を底値として価格を維持できるかが見どころとなってくるだろう。今回は、下落傾向にあるものの年初より明るいビットコインを買い増しするマイクロストラテジーのニュースを中心に、合わせて相場に明るいトピックを2つ紹介していく。

先週のBTCチャート(4月4日~4月10日)

ビットコイン価格チャート(2022年4月4日〜4月10日)

先週は、4日・5日と2日続けて580万円台付近まで上昇。

しかし同価格帯が1週間の高値に留まる結果となった。5日に580万円台付近まで上昇した後、価格は下降していき9日時点で530万円台を切り、週の終わりまで価格のもみ合いが続いた。

トピック:マイクロストラテジーがビットコインの追加購入、保有量129,218BTCへ

ビットコイン保有量一位のマイクロストラテジー社は4月5日、ビットコイン追加購入を行ったことがわかった。

今回の追加購入量は4,167BTCとなっており、日本円にして約236億ドルにものぼる。これにより、合計保有量が129,218BTCとなり、依然として保有量ランキングでは1位を維持している。

先日、2位につけているテスラが勢いよくビットコインを買い増ししているニュースを取り上げたが、マイクロストラテジーの保有量は現在テスラの約2.6倍となっており、順位が入れ替わるのはまだ先になりそうだ。

トピック:テスラの新たな取り組みはビットコインマイニング

ビットコインをはじめとする仮想通貨に多大な影響を与えるイーロン・マスク氏がCEOを務めるテスラ。

テスラは、電動自動車などクリーンエネルギー分野に注力している。このため、一度取り入れたビットコイン決済を昨年5月から停止している状況にある。

なぜなら、ビットコインマイニングで消費されるエネルギーが、環境に大きな負荷を与えるためだ。

しかし、テスラは太陽光発電システムを利用したビットコインマイニングを行うために、決済サービスを提供するブロック、そしてブロックチェーン関連の開発を手掛けるブロックストリームと提携を結んだことが明らかになった。

ビットコインに利用されているコンセンサスアルゴリズムPoWは、マイニングによって合意形成をはかる画期的な仕組みだが、先ほども触れたように環境負荷が大きいことが課題だ。

これを受けてイーサリアムはPoSへの移行を予定しているが、ビットコインはそうではない。このままビットコインを利用し続けるなら、なんらかの形で環境負荷への対応が必要になる。

そこでテスラは、消費エネルギーの生産に部分で環境負荷を軽減できる方法として、太陽光発電によるマイニングへチャレンジすると見られる。

トピック:身近でビットコイン決済ができるようになる、StrikeがNCR・Shopifyと提携

ビットコイン決済システムを提供するStrikeがPOSレジ大手NCRやEC大手Shopifyと連携することが明らかとなった。

関連するサービスを利用する店舗はこの恩恵受けて、ビットコイン決済サービスを簡単に導入できるようになる。

NCRを導入している企業は数知れないが、大手ハンバーガーチェーン店マクドナルドやウォルマートなど、誰もが聞いたことのある身近なショップが含まれている。このため、NCR導入各社がビットコイン決済を導入すれば、ビットコイン決済が一気に広まっていくだろう。

特に、ビットコインを国の法定通貨としているエルサルバドルなどにとって明るいニュースだ。

先週のまとめと今後の見通しの考察

4月に入って好調だったビットコインだったが、週の終わりには520万円台まで下降した。安定して500万円台をキープできる水準まで取り戻しているビットコインは、今後520万円台のラインでの推移を見守っていく必要がある。

米では大統領令の影響もあって、ビットコインに追い風が吹いているようだ。今後もビットコインの大口購入が続いていくのではないかと予想する。

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