【BTC週報:12/27〜1/2】2021年の振り返りと2022年の見通し・関連株に期待!?

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11月中旬から下落を見せていたビットコインだったが、クリスマスから年末にかけて価格を取り戻しつつあった。希望の光を取り戻し期待も膨らむビットコインだったが、年明け前にその流れも絶たれてしまう。

2022年のビットコインは一体どのような動きを見せていくのか、まずは先週のビットコインの動きを振り返っていきたい。

また、SECの新たな動きと仮想通貨関連株上昇のニュースについて触れていく。

先週のBTCチャート(12月27日~1月2日)

ビットコイン価格チャート(2021年12月27日〜2022年1月2日)

27日に600万円台に届きそうな価格まで上昇を見せたビットコインだったが、その後560万円付近まで一気に下落。年末まで価格を取り戻すことなくもみ合いを続け、540万円台の半ばで落ち着いている状況だ。

トピック:28日に約6%の下落、2022年のビットコインはどうなる

2021年は新型コロナウイルスの影響もあって、仮想通貨市場は飛躍的に伸びた一年だった。コロナ対策として金融緩和政策をとる例が世界的に多かったからだ。日本も例にもれず、金融緩和政策を維持してきた。

11月には68000ドルを突破し、史上最高値を更新したことでビットコインには更なる期待が掛けられるようになった。しかし、その勢いも11月末ごろから失速。12月最後のチャートを見てもわかるように、最高値を更新した頃の700万円台での推移と比べると寂しいものである。

ただし、それは短期的な視点だ。

2021年は、300万円台からのスタートだった。そして1年間、価格の上下を繰り返しながらも300万円台を割ることはなかったのである。9月に価格が大幅に下落したこともあったが、それでも10月以降は500万円台を割ることなく価格を維持してきた。

長期的に見ると爆発的な伸びを見せたビットコインだが、同じ成長率を2022年に期待するのは少し無理があるだろう。

オミクロン株が出現し未だコロナ禍に包まれる世界だが、金融政策がこのまま緩和に傾き続けることはない。アメリカでは金融緩和政策を今年3月に終了し、引き締めへ転換していくことを発表している。

2022年には政策金利を3回に渡って利上げし、2023年にも3回、2024年には2回行っていく計画だ。

また、イギリスでの政策金利の利上げの決定が発表されている。

2022年は3月まで、FRBをはじめとする各国の経済への働きかけに注目しつつ、市場の動向をうかがうこととなる。この間、2021年のような価格上昇は期待できないだろう。

金融引き締めによって、アメリカの経済がどのように動いていくかを掴むのが先決だ。

トピック:仮想通貨市場の動きと反面、仮想通貨関連株は期待大

仮想通貨市場はビットコインをはじめとして昨年の勢いを失い、落ち着きつつある。一方で、仮想通貨関連株は大幅に上昇している例が後を絶たない。

昨年7月にビットコインのマイニング事業を行うと発表したタイのジャスミン・テクノロジー・ソリューションの株価はなんと1年間で7000%もの上昇を見せたのだ。それだけ、仮想通貨に対する期待は大きいと見て取れる。

株価が上昇する一方で、同社のマイニング事業はまだ軌道に乗っている状況にはない。昨年1年間は特に仮想通貨関連株への期待が高まったが、今年はNFT関連株が同じように猛威を振るっていきそうだ。

トピック:SECが新上級顧問を任命、仮想通貨規制への動き

SEC(米国証券取引委員会)が、新たな上級顧問を任命し話題となった。

目的は、今後動くと見られる仮想通貨規制に関する上限を行うためとされている。

今回新たに上級顧問に任命されたコーリー・フレイアー氏は、これまで長い期間をかけて消費者と投資家に関する問題について取り組んできている。

SECの現会長であるゲイリー・ゲンスラー氏は仮想通貨に縁が深く、投資家たちにとっては期待が大きい。仮想通貨に対して前向きな会長とともに、市場が守られる規制作成への動きが期待される。

先週のまとめと今後の見通しの考察

2022年のビットコインは530万円台付近からのスタートとなった。

金融引き締めへの転換を早めたアメリカをはじめとして、各国が緩和政策からの脱却を見せ始めている。

特にFRBの言動や動向と、アメリカの消費者物価指数(CPI)の変動には注目が集まっていくだろう。既に利確に走っている長期保有者も多いが、慌てずに経済がどのように動いていくか、動向を見守っていく必要がある。

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