【BTC週報 08/30〜09/05】ビットコイン5万ドルを維持できず「魔の9月」へ突入

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先週は、米国雇用統計の発表を控え、発表後の大きな価格変動が警戒されていた。

雇用統計の正式発表前にあるADP雇用統計が予想を下回る結果となったため、ますます雇用統計に注目が集まったのだ。この高い緊張感が、ビットコイン相場を530万円台まで押し上げた。

今回は雇用統計が発表された後の価格推移とその経緯、そしてビットコイン周辺の大きな動きと共に「魔の9月」についてトピックを紹介していく。

先週のBTCチャート(8月30日~9月5日)

ビットコインチャート(8月30日〜9月5日)

先週のビットコインチャートを見ていこう。8月後半は510~530万円台を推移しているが、9月に入って2日以降は価格の上昇が見られ、530~560万円台で価格が動いている。

特に注目したいのが、9月3日の値動きだ。

3日に発表された米国雇用統計の結果を受けて、ビットコインの価格は一時530万円台に落ちている。しかしその後戻り高値を更新し、560万円台に手を掛けている。

トピック:米国雇用統計、予想を裏切り大幅に悪化。テーパリングの開始は年内か

今回大きく注目を集めた米国雇用統計は、市場予想を大きく下回る結果となった。背景にあるのは、新型コロナウイルスの変異株である「デルタ株」の感染拡大だ。

これによって、主に飲食業の新規雇用に待ったがかかったのである。

統計結果を受けてドル指数は低下、ビットコインは一時530万円台まで落ちた。8月27日時点で、パウエルFBR議長がテーパリング(量的緩和の縮小)を行うなら、「開始時期は年内が妥当。ただし、急がない」という姿勢を見せており、今回の雇用統計の結果を受けてこの姿勢の維持が予想される。

今回の米国雇用統計で注意したいのは、市場予想を大幅に下回るデータが出ているが、ここに誤りがあるとの見方があることだ。失業率が低下していることに対し回答の仕方に誤りがあるとのことで、実際には数値は上昇しているという。

こうした経緯もあり、テーパリング(量的緩和)実施には慎重にならざるを得ない。

一方で、平均時給が上昇しているというデータが確認されたことでインフレの兆しが見られ、一部で期待が高まっている。

トピック:Twitter、ビットコイン・イーサリアムの投げ銭機能をテスト

ソーシャルメディア大手のTwitterは、サービスの一部でビットコインとイーサリアムの投げ銭機能をテストしていることがわかった。ユーザーがプロフィールに、ビットコイン・イーサリアムのアドレスを追加することで、投げ銭を受け取ることができるのである。

この機能は、ツイッター社がStrikeというスタートアップ企業と連携して開発しているもので、現在既にTwitterに実装されている「Tip Jar」に追加される予定。
ユーザーが機能を使うためには、ビットコインやイーサリアムを受け取るためのウォレットが必要になる。

実際にこの機能が日本人ユーザー数の多いTwitterに実装されれば、ビットコインをはじめとする仮想通貨の国内での知名度や利用率は跳ね上がることが期待される。

トピック:ビットコインにとって「魔の9月」に突入、今後の動向は

ビットコインが世に出回ってから見られる傾向として、9月のビットコインはあまり期待できない。平均すると9月のみビットコインのリターンはマイナスとなること、直近4年を見ると連続で9月は下落を見せており、9月は投資家たちにとって「警戒の月」でもある。

例年通りいけば、9月はあまり期待できない月になるが、2021年はどうなるのか今後の動向から目が離せない。

先週のまとめと今後の見通しの考察

価格変動の大きな鍵を握っていた米国雇用統計が市場予想を下回ったものの、テーパリングがすぐに実行されることはないというひとまずの安心感と、平均時給上昇の明るいニュースによって、ビットコインにとっても良い状況が続くことがわかる。ただし、9月は歴史的に見てもビットコインにとっては鬼門の月。引き続き十分な警戒は必要となる。

今回紹介したTwitterの仮想通貨機能導入をはじめとして、各方面でビットコインを導入する動きが見られている。特に注目したいのは、7日に法改正が実施されるエルサルバドルのビットコイン法定通貨化だ。国政への影響が懸念される中、エルサルバドル内でのビットコイン流通量はこれまでよりも上がるはずである。

エルサルバドルでの流通量の変化が、ビットコイン市場にどういった影響を及ぼすのか、しっかりと見極めていく必要がある。

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