【BTC価格4/12-4/18】史上最高値更新後に大幅下落!原因や今後の見通しを解説

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ビットコインは先週700万円台に突入し、過去最高値を更新した。しかしその後すぐに580万円にまで下落。界隈に何が起こったのか?今回は、直近の価格上昇の要因や急落の理由についてまとめた。

先週のBTCチャート(4月12日~4月18日)

BTCチャート(2021年4月12日〜4月18日)

こちらが先週のビットコインチャートだ。13日に史上最高値を更新し、14日には700万円に突入。しかしそれ以降は下落を続け、18日には580万円にまで急落した。

トピック:BTC 史上最高値を更新

ビットコインは14日、価格700万円を突破し、過去最高値を更新した。米大手仮想通貨取引所コインベースのナスダック上場が現地時間の14日に予定されていたため、それが仮想通貨市場の盛り上がりにつながった。

13日にも史上最高値を記録し、翌日にはすぐに記録を塗り替えるほどの強気相場だ。

しかしながら、18日には打って変わって大幅に続落を見せており、一時は560万円にまで暴落した。下落要因としては下記のものが考えられる。

・トルコ中央銀行が仮想通貨決済を全面的に禁止

・ビットコインマイニングハッシュレートの急落

・コインベース上場に伴うアルト市場急騰の反動

・米金融機関の仮想通貨に関わるマネロン疑惑と財務省による告訴に関する投稿(この件に関しては、「情報源が不確かだ」との指摘のあり錯綜している。)

トピック: トルコ、仮想通貨の決済利用を全面的に禁止

トルコ政府は16日、仮想通貨の決済利用を全体的に禁止する措置を発表した。その後ビットコイン価格は急落。この措置は4月30日から適用され、仮想通貨決済ソリューションの提供が全て違法となる。

トルコ中央銀行は発表の中で、「決済における仮想通貨の利用は、支払者と受領者の双方に回収不能の損失をもたらす可能性がある」と説明。

ビットコインの決済利用は禁止されているが、仮想通貨の売買は引き続き可能だ。高いインフレと通貨危機に直面する国では、自国の法定通貨をビットコインに変換して保有する市民が多い。トルコのインフレ率は今月16%を超えており、トルコリラは年初から10%下落している。

トピック:グレースケールの運用資産残高が500億ドルを突破、世界最大のETFに接近

米デジタル資産運用企業のグレースケールは、管理している資産がはじめて500億ドルを突破した。グレースケールの運用資産残高は最大のコモディティETF(上場投資信託)の570億ドルに接近している。

グレースケールはETFに転換する計画も立てている。グレースケールはビットコインだけでなく、イーサリアム(ETH)・ライトコイン(LTC)・イーサリアムクラシック(ETC)・ビットコインキャッシュ(BTC)などの12の仮想通貨に資産を分散させている。

規模としてはかなり大きく、グレースケールの2番目に位置するパンテラはグレースケールが保有する資産の10分の1でしかない。ETFが承認されればSPDRゴールドシェアーズ(GLD)に次ぐ2番目に大きなコモディティETFになる。

まとめ:1週間の動き、長期トレンド交えた今後の展望

13日、14日と続けて過去最高値を更新する活況となったビットコイン。コインベースの上場により大いに盛り上がりを見せた週であった。今後もビットコインの高騰が続けば、トルコのように仮想通貨を規制する国も増えてくるかもしれないとの見方もある。引き続きビットコインの動向を観察していきたい。

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