1BTC250万円を突破した先週に引き続き、今週はついに1BTC300万円の大台に到達した。
過去の相場を大きく超えて歴史的な価格上昇を続けているビットコイン。この上昇トレンドは一体いつまで続くのか?
詳しくチェックしていこう。
先週のビットコインチャート(12月28日~2021年1月3日)
こちらが今週のビットコインチャートだ。
先週からのトレンドがそのまま続くかたちで、2日までゆるやかに上昇を続けて300万円の大台に乗った。300万円を突破したあとも勢いは止まらず、3日を境に急上昇。
そのあと小反落したものの、すぐにまた上昇トレンドに乗って現在まで来ている。
ニュースからも詳しく状況を確認していこう。
トピック:ビットコイン300万円突破
1月1日にビットコイン価格が300万円の大台に到達した。
要因はいくつか考えられるが、そのの一つに、リップルの暴落が関係しているのでは、と筆者は考えている。
12月22日、米証券取引委員会が「証券法違反」でリップル社を提訴した。
このニュースによってXRP価格は暴落。さらに追い討ちをかけるように、コインベース等の大手取引所がXRPの取り扱いを停止し、価格が一段と下がった。この暴落以前は時価総額1300億ドルほどあったが、今は200億ドルあたりを推移している。単純に1000億ドルが消えた計算になる。価格が暴落したことによって、リップルの資金がビットコインに流れてきたのではないかと予測できる。
ほかに考えられる要因としては、テクニカル的にも強い相場が現れたことだ。ビットコインは17年12月に過去最高値の200万円を記録して以来、長らく低迷してきた。しかし2020年の社会不安から、国家に依存しないBTCに再び脚光が集まり、その期待感で徐々に投資家の認知度が高まって価格が底上げされてきた。そして過去最高値を3年を経てついに更新したことで、より一層上昇のトレンドが形成されたと考えられる。
トピック:bybit24の全世界ユーザー登録数が100万人を突破
bybit(バイビット)の全世界のユーザー数が100万人を突破した。
bybitはビットコインのFX取引所のようなサービスを提供しておりであり、bybitのユーザー数が増えているということは、それだけ個人投資家がビットコイン市場に乗り込み、規模を拡大していると言える。
また、ただ個人投資家が増えているだけでなく、bybitのBen Zhou CEOは「3年前のバブルとは異なり、機関投資家のビットコイン市場参入により仮想通貨市場全体が成熟している」と語っている。つまり、この高騰は一時的なバブルではないとの見方だ。
トピック:仮想通貨ファンドのグレイスケールがビットコインを大量購入
仮想通貨ファンドのグレイスケールが、12月にマイニングされた量の約3倍のビットコインを購入していたことが分かった。
採掘されている量よりも買われている量が増えているということは、単純に需要が伸びているということを意味する。つまり価格がさらに上昇する可能性が高い。この点を考慮すると、簡単に下振れすることはなさそうだ。
先週のまとめと考察
先週のニュースをみてみると、ビ全体的にポジティブなニュースが多かった。
300万円を突破したビットコインだが、3年前のバブルとは違って大暴落をするリスクは低いとみられている。世界がコロナウィルスを完全にコントールできる状況にならなければ、投資家の期待は仮想通貨にさらに傾倒すると見られており、2021年もこのまま上昇を続ける見込みが高い。まだまだ機関投資家の参入もあるだろう。だからこそ、大口の動向にはしっかり注視したい。