ビットコインがついに最高値を更新した。歴史に残る大きな節目だ。
今回の記事では、最高値を更新したことによって今後BTC価格はどのように変化していくのか、直近のニュースを挙げつつチャート分析と考察をしていきたい。
先週のビットコインチャート(12月14日~12月20日)
こちらが先週のビットコインチャートだ。
先週の記事でお伝えしていたとおり、19000ドル付近で長らくもみあいが続いていたビットコインは、17日を境に上昇を続けてついに2万ドル越えを達成している。
この急騰がそのまま上昇トレンドになり、一時期は23000ドルまで到達、その後2万2000ドル付近で乱高下を繰り返しているような状況だ。
【トピック:ビットコイン価格が最高値を更新】
過去もっともビットコインが加熱していた仮想通貨バブル期につけていた1BTC=230万円をついに超えてくる日がきた。
2020年12月17日にBitflyerのBTC/JPY立ての価格で2,456,550円という過去最高値を更新した。
bitflyerの公式見解によると、「今回の高値更新は米PayPalの暗号通貨資産売買サービスの提供を開始したことと、世界的な金融緩和によるインフレヘッジとしての見方によって好材料が相次いでいる」とのこと。
今回高値を付けたのはバブルとはまた異なる要因による高値更新なので、このまま大きく下落せずに上昇を続けていくのではないかと考えられる。
【トピック:露三大銀行のガスプロム銀行もスイスでビットコイン取引サービスを開始】
またしてもビットコインの後押しとなるような好材料のニュースが舞い込んできた。ロシアの三大銀行の一つ「ガスプロムバンク」のスイス支店が、ビットコインの取引の提供を開始したようだ。
ガスプロムバンクは総運用資産額が8.5兆円超のロシアの最大の非国有銀行である。
公式コメントでは「デジタル資産は同社の顧客にも世界経済においてもこれから重要になっていく」とコメントされている。
暗号通貨がまた一つ世界に認められたニュースと考えて良いだろう。
【トピック:ふるさと納税で使えるビットコイン?】
年末になってきたのでこの話題を取り上げたいと思う。
現在ふるさと納税を行うとビットコインをもらえるサービスが存在する。
bitflyerが行なっているこのサービス「ビットコインをもらおう」は、bitflyer経由でふるさと納税を運用しているサイトにアクセスし、ふるさと納税を収めるとビットコインをもらうことができるという仕組みのサービスだ。
現在運用されているふるさと納税の5サイトにアクセスして手続きをする前に、上記のサイトにアクセスして参加するボタンを押すだけでビットコインをもらうことができる。
なんと最大で商品価格の5.3%がビットコインでかえってくる。気になる人は要チェックだ。
先週のまとめと考察
最高値更新の背景には、ビットコインおよび暗号通貨市場全体が世界的に認知され、金融機関からも認められつつあるという流れがある。つまり、完全にバブル期とは異なる状況だ。
しかし、世界的な金融緩和が行われている状況下で、あくまでインフレヘッジとして使用されているということも否めない。今後、金融緩和が解かれたり何かしらの破綻が生じた際にビットコインにどのように影響するのかは不明だ。
コロナの変異種も出てきたと言うニュースも相次いでいる。現実世界の動向には引き続き注目していきたいところだ。