ビットコイン価格は高い水準で安定しつつある。
今回のビットコインニュースでは先週のチャートと共に気になるニュースをチェックしていきたい。
先週のビットコインチャート(11月02日〜11月08日)
こちらが先週1週間のビットコインチャートだ。
上昇トレンドが明らかに見てとれる。大統領選挙が始って投開票中も上昇を続け、バイデン氏が勝利確実との報道が出たタイミングで一旦価格は下落したが、それも一時的なものだった。再び上がり始めて週末を迎えている。
ビットコインが2021年12月までに10万ドル到達は間違いない?
今週の出来事、ビットコイン界隈での話題では、価格予想モデルのストックフローモデルを考案したPlanBが、2021年12月までにビットコインが10万ドルに到達すると予想したことを挙げたい。
このストックフローモデルでは、時間の流れと共にビットコインの供給量が減っていくため継続的なインフレが起きていくという考えが前提にある。今回の上昇も、その考えに沿って予想の枠組みに入ってるとのことだ。さらに言えば、2021年は半減期の影響を大きく受ける年であり、ここから価格が一気に上がっていくとPlanBは予想している。
直近のビットコインの価格上昇の要因は大統領選挙をはじめ複数の要因が絡んでいるだろう。しかしこの世界全体の不安な状況が続くなら、PlanB氏の予想どおりの方向へ進むことも十分に考えられる。あくまで予想であっても、このような情報があるとつい期待も大きくなってしまうだろう。
一部の機関投資家、金ETFの代替にビットコインETP
ETP(上場取引型金融商品)の1つであるグレースケール・ビットコイン・トラストが、ゴールド、つまり金投資のパフォーマンスを上回っている。
この状況から、一部の投資家からビットコインはゴールドに代わる存在として認識されている可能性があるとアナリストは分析をしている。
ビットコインがゴールドに代わる新しい資産として見られる傾向は、コロナ禍になってからさらに強まってきている。ビットコインに興味をもつ投資家が増えてくると、上昇の流れに拍車がかかる。
もちろん、依然としてボラティリティが高いことは否めない。BTC価格は米国株市場やネガティブなニュースにも大きく影響を受けるため、それらにも十分目を張っていきたい。
先週のまとめと考察
先週もBTC価格を押し上げるポジティブなニュースが多かったように思う。PlanB氏のものに限らず、価格の上昇を予想する記事はかなり多く出てきており、ビットコインの今後への期待が高まった1週間だったと言える。
今の上昇が一時的なものではなく、減期と関係した大きな潮流だとすると、翌週以降の動きにも期待ができそうだ。