ここ最近はますますビットコインへの期待が高まってきている。
今回のビットコインニュースでは、先週のチャートを見ながらも気になるトピックをピックアップし、今後の動きを考察していきたい。
先週のビットコインチャート(10月12日〜10月18日)
まずこちらが先週1週間のビットコインチャートだ。週の始めに一気に価格が上昇し、まだまだ上がるかと思いきやそのまま下がって結局は週の頭とほぼ同じラインで価格を揉んでいる状態となった。
今週のトピック:大統領選挙を控えた動き
ビットコインへの期待が膨らむ理由の1つは間違いなくアメリカ大統領選挙だ。
なぜ大統領選挙がBTCへの期待につながるのか?
簡単に解説しよう。
理由は単純で、大統領が確定した瞬間に事前に公約として発表していた施策が行われることが(形だけでも)約束される。もっとも注目されているのはやはりコロナ禍をいかに収束させるかであり、その方向性が決まると米国株に少なからず影響が出るだろう。
トランプ大統領のツイッターの発言でさえ米国株に影響が出るため、大統領選と株の相関は容易に想像できる。
となれば、株価と少なからず関係するビットコインにも影響があるということだ。
経済がポジティブな方向に進むにせよネガティブに進むにせよ、一部の大手企業はリスクヘッジや今後を見据えて資産の一部をBTCに変え始めているようだ。となれば単純に需要増で価格は上がるし、大統領選挙という節目への心理的な加熱も後押しして、このもみ合いを上向きに突き抜ける可能性は大きい。
今週のトピック:ビットコイン導入のレストランが閉店
このタイトルだけを見るとビットコインの人気がなくなったのでは?という印象を覚えるかもしれないが、実はその逆である。
2011年からビットコイン決済を導入していたレストラン「Room77」が閉店したことが判明した。
この閉店に対して、惜しむ声が数多く上がっている。
「Room77」がビットコイン決済を行っていた理由はMasterCardの手数料が高いためだった。2011年当時、ビットコイン価格はとても安かったし、導入している店はほとんどなかった。
しかし、今になっては大手のVISAさえ仮想通貨決済に乗り出してきているほど、業界の認知度は高まっている。
「ビットコイン決済の店なんて無くなっても良いよ」という声よりも惜しむファンの方が多い。あくまで世界のほんの一コマを切り取っただけではあるが、ビットコインが日常に馴染んできている証明だとも言えるだろう。
(後日追記)実際、この数日後にpaypalがビットコインを導入するとの発表を行い、世界にインパクトを与えた。多くのネットショッピングで決済に使えるpaypalが仮想通貨を保有、決済に使えるようにするということは、事実上ネットでの買い物の多くのシーンで仮想通貨が使えるようになることを意味する。
この発表により、BTC価格は一気に跳ねた。
先週のまとめと考察
先週は爆発的な動きこそなかったものの、今のビットコインの姿をよく読み取れるトピックが多かった。
今後、ビットコインは大きな価格上昇を起こしていく可能性が高いと思われる。チャートを見てもレジスタンスラインを一定に保っていることから、長期保有の投資家も今後の価格は前向きに捉えてもいいのではないだろうか。