bitFlyerでIEO第2弾が発表、提携先はHashPalette【アルトコイン週報】

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bitFlyerでIEO第2弾が発表され、注目を集めている。提携先は、グループでブロックチェーン関連事業を多数展開するHashPaletteだ。

本記事では、bitFlyer第2弾IEOのニュースをメインに、他2つのトピックをお伝えしていく。

トピック:bitFlyerのIEO第2弾はHashPalette

国内大手仮想通貨取引所であるbitFlyer(ビットフライヤー)は、1日IEO第2弾に向けた契約締結について発表。今回の提携先は、パレットチェーンの開発元として知られる株式会社HashPaletteだ。

HashPaletteは、ブロックチェーンゲーム「ELF Masters(エルフマスターズ)をパレットチェーン上で開発している。bitFlyerでIEOを行うことで資金調達をし、同取引所でゲーム関連通貨「ELF」の上場を行なう流れだ。

ELF Mastersは既に、PLT専用NFTマーケットプレイス「PLT Place」にて、ゲーム内NFTの販売をスタートしている。セールは、すぐに売り切れてしまうほどの盛況で、多くのユーザーがPLTとELF Mastersへ期待を高めていることがわかる。

IEOでは、初めてユーザーがELFを手にする機会となるため、競争率はNFTよりも高くなりそうだ。

HashPalette | NFTデジタル資産の時代へ。
ブロックチェーンやNFTで、ビジネスをグロースさせ新しい価値を市場に生み出していく。パレットが⽬指す世界感は、⽇々⽣産されていく様々な価値をNFTによって可視化し、ブロックチェーン上に流通させることで経済的に価値のある資産として表現することです。

トピック:米投資アプリ「ロビンフッド」がMATICに対応

31日、米投資アプリ「ロビンフッド」がMATIC(ポリゴン)に対応したことを発表した。これにより、ロビンフットを使ってMATICの入出金が可能となる。

元々今年4月にロビンフッド内ではMATICが上場していた。さらに、この月にウォレットをリリース。今回のアップデートによって、ロビンフッド内で購入したMATICをウォレットへ送金できるようになる。

1日にはADA(エイダ)が上場しているように、今後も同様に様々なチェーンと通貨に対応していくことを明らかにしている。

トピック:対仮想通貨決済システムの導入を検討、FRB

FRB(米国連邦準備制度理事会)は、仮想通貨やCBDC(中央銀行デジタル通貨)と同様レベルの即時決済サービス「FedNow」の提供開始を予定している。

同決済サービスは、企業・個人・機関など様々な形態のユーザーが即時決済を行うことができるもので、連邦準備銀行が持つFedLineネットワークを使って提供される予定だ。

来月より技術テストがスタートし、来年5月から7月の間にリリースを予定している。120以上の銀行や機関がこのプロジェクトに参加し、テストをしており、実現されればスムーズな電子決済と充実したネットワークの利用が可能となる。

しかしこれは、仮想通貨送金やCBDCの発展の障壁となる可能性も示唆されている。特にCBDCは、FRBが提案するFedNowと同じ目的を持って開発と導入が進められてきた。

現段階では、FRBが導入する決済手段について、CBDCの機能やコストに問題なく満足できれば導入を検討する可能性もあることを示している。

このため、FedNowの導入が決定されたわけではないが、仮想通貨やCBDCにとっては強大な敵が現れたことが否めない。ただし、FedNow自体は米国内に限った利用となるため、他国への送金環境への影響は少ないと見られている。

先週のまとめと今後の見通しの考察

bitFlyerで、第2弾IEOが発表されたことによりELFの最初の上場先が決定した。これによって、ELFを心待ちにするユーザーは、bitFlyerに大きな関心を寄せるだろう。国内ではそうした形の盛り上がりを見せる中で、米国では新たな決済手段の登場によって仮想通貨関連ユーザーにどよめきを与えた。

よりスピーディーかつ安全に送受金が実行できる手段なら、仮想通貨やCBDCでなくても良いということは、当然のスタンスだ。しかしこれが、仮想通貨や特にCBDCの存在意義を揺るがす一つの要因となることは間違いない。本トピックについては、今後も動向を見守る必要性がありそうだ。

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