ビットコイン価格が伸びているのはアメリカ&インドの影響か?今後の予想

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8月に入ってからビットコインの動きから目が離せない。

新型コロナウイルスによって生じた経済的な変化によって価格上昇を続けたビットコインは
、今月始めに12,000ドルのレジスタンスラインで反発を起こしフラッシュクラッシュを起こした。

しかしその後、18日にそのレジスタンスラインを突破し急騰した。あいにく、急騰の反動によって現在はまた12,000ドル近辺で停滞をしてしまっているが、1度ラインを突破したことは今後の価格変動に大きく影響を起こすと言える。

今回は、引き続き目が離せないビットコインの動きについて予想していきたい。

米国内が不安定でビットコイン価格はまだ上がる?

結論として、油断は禁物であるが、まだまだビットコインはの価格上昇の余地は残っていると言える。

1つの大きな根拠としては、やはりアメリカドルが弱まってきているということが挙げられる。ご存知の通り、アメリカでは新型コロナウイルスの影響が甚大であり、経済的に苦しい状況が続いている。よって、準備通貨としてのアメリカドルへの信頼が落ちていっているのだ。現に数字としてもアメリカドルは低下を示しており、多くの人が違う通貨を探している。

そこで目につくのがビットコインであり、多くの人がビットコインへ資産の一部を移動させるトレンドが作られつつある。

インドでBTC取引増加

アメリカ以外の状況も取り上げると、インドでもビットコイン取引が増加している。

インドでは、今年3月に最高裁判所が銀行に対しての暗号通貨取引を解除したばかりだ。その後、堰を切ったように取引数が上昇してきているのだ。そして、今年7月にビットコインの取引数は過去最大となった。

一部の富裕層インド人などにとっては、誰でもアクセスできて便利なビットコインの方が、現地通貨よりも魅力的な資産としての選択肢なのだろう。新型コロナウイルスの影響を受け、より多くの市民が自身の資産を守ることを考えた結果としてビットコインが選ばれ、今回の取引数につながったのではないかと考えられる。

(ただし、インド政府はビットコインやそのほか仮想通貨の全面利用禁止も含めた包括規制法案を検討しているとも言われており、今後の動向には注視したい)

金融機関大手の元CEOもビットコインに期待

とにかく、複数の事情が重なってビットコインに需要が高まってきていることは明らかである。今回のレジスタンスラインを突破した点においても、まだまだ勢いは残っているということが言える。

さらに、今の勢いを後押しするものとして、米大手金融機関プルデンシャル・セキュリティーズの元CEOのジョージ・ポール(現在は投資会社サンダース・モリス・ハリスのCEO)は、ビットコインは今後安全資産となっていくと予想を証言している。もともと仮想通貨に否定的だった彼の発言は市場に大きなインパクトを与えそうだ。

こうした様々な要因から、社会全体の事情が改善されない限りまだしばらくビットコイン価格は上昇を続けていくのではないかと予想される。

短期的にみれば小さな価格下落はあるものの、長期的には今後もポジティブに考えてもいいのではないだろうか。少なくとも、ビットコインの需要は投資家達のなかで確実に高まってきているという事実は認識しておきたい。

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