先日大きく価格を落としたビットコインだが、また追い風が吹きつつあるかもしれない。さまざま要因が重なり、今後まだまだ伸びていくと予想される。
今回の記事ではビットコイン価格の今後の予想を、確認できているいくつかポジティブな要素と共に解説していきたい。
Visaが仮想通貨賃貸サービス企業をサポート
ポジティブな要素の1つ目として言えるのが、決済プラットフォームとして最大手のVisaがアメリカの仮想通貨賃貸サービス企業をサポートする方向で動いているという点である。
賃貸サービスを提供する米Cred社が、Visaの「Fintechファストトラックプログラム」に参加したのだ。これによりCred社のサービスでVisaのシステムを使用することができる。
重要な点は、仮想通貨を使用したサービスがVisaのような大手企業を媒介することによってより広まっていくことである。結果として仮想通貨のユーザーが増えるなら、ビットコインの価格は上がる可能性が高い。
PlanB氏の予測
2つ目のポジティブな要因は、ビットコインの価格予想で有名なPlanB氏がビットコインの価格の動きを「非常に面白くなってきている」と述べていることだ。
PlanB氏はビットコインを現在のコロナウイルスによる経済的問題の大きな解決策として捉えている。さらにはビットコインをヘッジ手段としても述べており、今後さらに需要は増す方向で考えている。彼は現在もビットコインは強気のゾーンを抜けてはいないとして、上昇まで忍耐が必要だとも言っている。
PlanB氏の発言が必ず正しいということはないが、影響力がある人間の発言は価格に少なからず影響を与える。
ビットコインとゴールドの相関指数上昇
3つ目のポジティブ要素は、ビットコインとゴールドの相関指数が高まっているという点だ。以前もビットコインとゴールドの値動きに相関性があるというデータが出ていたが、今季はさらに高くなってきているということだ。
恐らくほとんどの人がご存知の通り、ゴールドは安全資産として見られている。そのゴールドと相関性が高くなってきているということは、ビットコインも安全資産として考えられつつあるということだ。
現に投資家の中にもビットコインを安全資産と考える方も増えてきているという。加えて、株式市場に影響を受けにくくなってきていることも見えてきている。
株式市場が下落したにも関わらず、ビットコインは1万ドルを5日連続でキープした。この点から、ビットコインの安全資産としての価値は上がってくるのではないだろうか。
これら3点はあくまで一部の情報ではあるが、ビットコイン価格に対するプラスの要素が増えてきていることは間違いない。かつては単なる投機対象だったが、徐々に安全資産としてもみられるようになりつつある格好だ。