買いシグナル点灯!ビットコインの難易度調整と今後の展望

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13日、ビットコインが日本円で約100万円まで急上昇した。しかし、短期的には乱効果をくり返しており、不安定な市場と言えるだろう。

現在、ダースモール・ライトセーバーという状態が続出している。ダースモール・ライトセーバーとは急騰から急落することから、ちょうどスターウォーズの敵役として出てくるダースモールの所持しているライトセーバーのように、上髭と下髭が同時に大きくついている状態のことである。

また、ビットコインの採掘速度である、2つの移動平均インジケーターを示す指標の「Hash Ribbons(ハッシュリボン)」において買いシグナルが点灯したことも今回の上昇の理由として挙げられる。

Hash Ribbons(ハッシュリボン)とは、ハッシュレートにおける60日間の移動平均線と30日間の移動平均線の交差である、ゴールデンクロス・デッドクロスを使った指標である。

ハッシュリボンを追っているボットは多いと言われている。事実、2016年以前にハッシュリボンの買いシグナルが点灯した後に、すぐ高騰した。また、2018年の11月に大暴落した際にもハッシュリボンによって下落を的中させたという過去もあり、重要な指標となっている。また、ハッシュレートはマイニングの際の1秒当たりの計算できる能力のことで、この値が高いほど、マイニングマシンの性能が良いということを意味する。つまり、ハッシュレートが今回増加しているということは、旧世代のマシンが淘汰され、新しいマシンに切り替わって現在の難易度でも十分採掘の採算が取れるようになったことを意味する。

デジタルアセットマネジメントのCharles Edwardsは、「半減期の後の買いシグナルの点灯は特別である」と述べている。しかし、買いシグナルが点灯した後に上昇し続けるのではなく、現在推移しているラインを大幅に割り込むことがあれば、大暴落する可能性もある。相関性が高い、米株式市場や経済状況をもとに考える必要があると言えるだろう。買いシグナルについてはFX Uki氏がTwitterで、「大事なのはハッシュレートと価格が下降局面に合った期間が直近であるということ」と解説している。例えば、2018年には、長期間の下降が続いていたが、ハッシュレートは上昇局面であり、この状況では、Hash Ribbonsのシグナルとは言えない。今回はこの2018年の状況とは違い、価格の移動平均線をGCしているので買いシグナルが成立しているということである。

13日にビットコインネットワークは、難易度調整を行う予定である。予想データによれば、これによって、次回難易度17.19Tの前回比+8.92%の難化調整が行われる予定である。難易度調整は日本時間で18時前後を予定している。

新マシンに切り替わって改めてマイニングが加速するのか、それとも下落の一途を辿るのか、コロナの収束が見えずに横ばいになっていたビットコインに新たな風の兆しが見えるイベントだ。また、今回の調整によって、損益分岐点が上昇するという見方が広がる見込みである。大きく下落する可能性も否めないので、チャートチェックは十分に行いたい1週間になりそうだ。

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