ビットコインが残り10%!?価格はどうなっていく?

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多くのビットコイン保有者はご存知のとおり、ビットコインは採掘量上限が決まっている。先日、全供給量の2100万BTCのうち採掘可能な残りのビットコインがわずかに250万BTCを切ったことがわかった。

つまり、総量の最後の10%しかもう採掘できないということだ。

今回の仮想通貨ニュースでは、このビットコインの残りがわずか10%になったことで、どういったことが起きていくのか予想として解説をしていく。

ビットコインのマイニング(採掘)報酬=新規BTC発行

ビットコインは、マイニング(送付手続きの承認作業)で新規に発行される仕組みとなっている。そして、一回の採掘でもらえる採掘報酬は今と昔で異なる。1番最初のマイニング報酬はなんと50BTCだった。そこから半減期を4回過ぎて、現在は1ブロックあたりの採掘報酬は6.25BTCとなっている。

半減期とはなにか簡単に説明すると、1回の採掘あたりの報酬が半減する時期のことだ。最初の50BTCから2012年11月に25BTCとなった。その後25から12.5となり、そして2020年5月に6.25BTCに半減した。

なぜこのように採掘ごとの新規発行量が減っていくのか。

主な理由は2つで、1つ目は希少性を高めること、2つ目は価格の安定化だ。

簡単に想像できることだが、最大供給量が2100万枚と決まっているビットコインに対してマイニングごとに一律50BTCの報酬がずっと発生し続けたなら、すぐに供給上限に達して希少性は薄くなってしまう。

その問題を解決するために段階的に発行量が抑制されるよう予めプログラムが組まれていて、供給過多による価格の下落を防ぎ、価値が維持されるようになっている。

過去4回の半減期を経て、今残っている発行可能なBTCは250万枚。これが、最終的に2140年ごろまでに発掘し尽くされることになる。ちなみに、発掘できるコインが無くなったらどうなるのかはまだ誰も予想することができない。

BTCの残り枚数と価格の関係

さて、ここで考えたいのが今後のビットコインの価格の変化である。

結論としては、今後まだまだ価格は上がっていくのではないかという見方のほうが強い。

理由は、やはり資産としての可能性に対する期待だ。コロナウイルスの影響による経済混乱のなかで、新たな投資・投機先として選択する投資家は増えている。実際、多数のヘッジファンドがビットコインを資産ポートフォリオとして購入検討をする動きがすでにあるようだ。

よって、しばらくは供給減需要増の状態が続くだろう。希少性はさらに高まり値段が上がるというロジックだ。

ビットコインの価格は半減期のたびに上昇してきたという歴史がある。それを踏まえると、マイニングで供給される新規BTCが減るほどに価格は上がると考えられる。一時的な上下はあっても、長期的にみれば、まだまだ右肩上がりの状態が継続されるのではないかというのが私の予想だ。

もちろん、予想は予想であり不測の事態も起こりうるかもしれない。ハッキングによる不正流出などが頻発すれば、一気に需要が減退して価格が大幅に下がるということもあり得る。

残数が減る、というニュースは価格にポジティブな影響を与えるだろう。そのような話題が報じられたタイミングで仕込んで短期的に利益を狙うのも良いかもしれない。需要が高まっている現在の経済状況においては特に、希少性の向上は価格への追い風とみて間違いなさそうだ。

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