東京株式市場は22日、ダウ下落などの影響を受けて前週から125円安になっている。ダウ先物でも25,458ドルまで下落した。これは新型コロナ第二波の影響とも考えられる。特にカリフォルニア州、アリゾナ州、フロリダ州では感染者数が過去最高値になっており、市場もその影響を受けたという形である。
22日現在のビットコインは、前日からほぼ変わらない100.3万円(9370ドル)で、一時下落したが株式指数にあわせて値を上げた。経済学者のアレックス・クルーガーによると、週明けの米株式市場は下落を続けており、8100~8400ドルまで下落するのが望ましいと指摘した上で、サポートラインを割った際には7000ドルまで下落することも視野に入れておくべきだ、とも述べている。
短期的には、これまでと同じように株式市場と同じような動きをしていて下落が考えられるが、長期的に考えると、金融緩和の影響を受けてBTC価格は上昇する可能性がある。
二度目のコロナの影響を受けて、このまま失速してしまうのか。米国株式市場の死を許すはずがないことを踏まえると、大規模な金融政策でビットコインが使われることによって、どこまで上昇の波に相乗りできるのか注目したい。
ビットコインは半減期から1か月程過ぎたが、旧型マシンを使っていたビットコイン採掘者は厳しい状況下に置かれている。
ビットコインのマイニングは、取引のデータを承認する作業のこと。承認作業を行うことによって、報酬の代わりに新しいビットコインで支払いが行われるという仕組みである。半減期から3度もの難易度調整が行われて、直近では10%を超える大幅な調整がおこなわれた。中国ではコスト減となる時期と重なったにもかかわらず、旧主要マシンが売れ続けている。
仮想通貨のデータサイトのアナリストである、Karim Helmyによると、半減期後に2度、難易度易化調整がおこなわれて、S9と呼ばれるマイニングマシンなどが収益ラインに乗った影響で、ハッシュレートが上昇したと語っている。彼の話からわかることは、半減期によって収益ラインに乗らなくなってしまったS9などが経営判断による停止が行われ、その結果ハッシュレートが急落したと考えられる。
大手のF2Poolグローバル責任者Thomas Hellerは易化によって旧マシンが復活すると予想している。また、最新モデルの普及はBitmainの経営権の闘争により、マシンの出荷が遅れていることも懸念している。
今後のハッシュレートは最新モデルの普及と旧マシンの稼働によって変わるので、予想は難しいとされている。