【BTCチャート振り返り】ビットコイン価格が急上昇!今後は右肩上がりかあるいは?

BTC価格チャート ビットコイン情報
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ビットコイン価格は先週に続き興味深い動きをしている。今回のニュースでは、先週1週間のチャートを振り返って今後の展開予測に繋がりそうなトピックをご紹介したい。

判断の一助になれば幸いである。

先週のビットコインチャート(10月19日〜10月25日)

ビットコインチャートニュース(10月19~25日)

まずこちらが先週1週間のビットコインチャートだ。

先週半ばごろに価格が上昇し始め、その後は大きく下がることなくそのまま価格を伸ばしていっている。わかりやすい右肩上がりなチャートと言えるだろう。

注目トピック1:ビットコイン週足13000ドル超は3年ぶり

BTC価格は最終的に週末で13000ドル超(約137万円)で閉じた。これは3年ぶりの出来事で、今後のさらなる上昇に期待ができる要因となりそうだ。

価格上昇が起きた理由の1つとして、PayPalの仮想通貨取り扱い開始の報道が挙げられるだろう。

先週にPayPalがビットコインやイーサリアムの取扱い開始と報じられ、その期待感から価格が大きく上がった。また、コロナ禍において上場企業が米ドルに対するヘッジとして仮想通貨をポートフォリオに加えることが一般化してきており、それも価格上昇を支える要因となっている。

この上昇はコロナによる社会不安が背景にあるが、ただ単にその不安を解消するためや期待感が膨らんだために生じている実態のないバブルではない。リスクヘッジのひとつの手段との認識が広がり、またPaypalを通じてネット決済で実際に利用できるシーンが爆発的に増えそうだという具体的な利便性への期待に基づいている。

注目トピック2:英国上場企業がBTCを保有

先ほど上場企業がビットコインを保有し始めたと述べたが、より具体的に補足しておきたい。

直近で保有を発表したのは、英国のモード・グローバル・ホールディングスだ。同社は自己資産の最大10%を仮想通貨として保有することを発表している。

保有の意図としては、投資家の資産を法的通貨の下落から守るとのことだ。企業として、国の管理を受けない仮想通貨を保有することは現在のようなコロナウイルスの状況を加味すると理にかなっているのだろう。

実際にモード社創業者で社長のジョナサン・ローランド氏もPayPalの仮想通貨導入に触れながら「今企業が仮想通貨を保有することは理にかなっている」と述べている。

こうしてみると、現在は個人としても企業としても仮想通貨はポートフォリオの選択肢として優秀な選択肢になってきているということが言えそうだ。

先週のまとめと今後の見通しの考察

先週は価格変動の流れが大きく変わる1週間だった。

大きなきっかけとしてはPayPalが仮想通貨を取り扱い始めるということだった。決済プラットフォームが動くということで、ToB、ToCの両方に影響を与えたことがインパクトになったのではないかと思う。

また、PayPalよりも前に企業が仮想通貨の保有を始めていたという点も重要だ。活動を始めるまえの準備期間というようなイメージだろうか。今の価格の動きを下から支えているのは、企業の大規模なビットコインの買いがあるだろう。

この2つが重なって、先週のようなチャートが形成されたのではないだろうか。コロナ禍が続く限り、このトレンドはまだしばらく続くとみていいはずだ。今後は最高値更新も見据えてどう動くか非常に楽しみである。

ただし、本稿執筆時点において、ロンドンや米国などのコロナ感染者増加によるロックダウンを受けて再びやや下落した。その後持ち直したが、短期的な売買を行うなら国ごとのコロナ対策事情もマメにチェックしておきたいところだ。

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