【アルトコイン週報 09/27〜10/03】9月にETHは23%下落。規制がもらたらす今後の影響

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アルトコイン情報

先週の中国問題を受けてビットコインを筆頭に下落を見せた仮想通貨だが、10月に入って急騰した。

1日にビットコインの価格が急騰すると、それに伴ってイーサリアムやリップルなどの主要アルトコインも10%前後上昇。

この背景には米国内でのポジティブな発言が続いたことが一つ考えられる。

本記事では規制が続く中での価格の推移について解説するとともに、9月のイーサリアムの動きをまとめていく。

また、国内取引所で新たに取り扱いが決まったトークンについても最後に触れていこう。

トピック:規制が与えたショック、DeFiへ資産移動か

先週も紹介したが、中国での仮想通貨全面禁止のニュースは各方面に大きな衝撃を与えた。BTCをはじめとする仮想通貨は軒並み価格を落としたことが記憶に新しい。

中国の思惑については色々な情報が飛び交っているか、どれも可能性を含んでいることは間違いない。

その一つが、DeFiの利用を阻止するというものである。

ところが今回の発表によってDeFiトークンは上昇を見せており、この思惑からは外れる形となった。

規制発表を受けた東アジア近辺の投資家たちは、保有しているBTCを移動している。その移動先にDeFiトークンが選抜されているのだ。

投資家たちは、中央集権型取引所よりも分散型取引所に資産を移動させた方が安全であると考えているようだ。

これこそ、DeFiのエコシステムが持つ大きな目的の一つであるため、中国の思惑を逸れてDeFiそのものの目的が達成される結果となった。

トピック:9月のイーサリアムは下落、イーサリアムキラーの上昇

9月のイーサリアムの動向をまとめていこう。

9月は特に、イーサリアムの下落の一方でイーサリアムキラーの上昇が目立った。

特に大きな伸びを見せたのがソラナである。

イーサリアムキラーが伸びてきた背景には、NFTブーム到来によるイーサリアムのガス代高騰が一つの要因と考えられる。

主要アルトコインであるイーサリアムは、そのブロックチェーンシステムを利用してたくさんのトークンを生み出してきた。

しかし処理数が増えるとともにガス代が高騰するため、これを嫌った投資家たちがより安価なブロックチェーンを求めてイーサリアムキラーに移行する動きがあるのも事実である。

マクロに見ると、年初からは4倍の上昇を見せているイーサリアムだが、9月内で23%の下落。

今後はイーサリアムと共に、イーサリアムキラーの動向も見守っていかなければならない。

トピック:国内取引所ビットバンク、XYM(シンボル)の取扱いを発表

10月5日から国内取引所ビットバンクで、シンボルの取扱いが始まることが発表された。

シンボルは、2021年3月に誕生したばかりの比較的新しいトークンである。

ネムの大型アップデートによって誕生したネイティブ通貨として注目を集めている。

ビットバンクでは現物取引だけでなく、仮想通貨レンディングサービスにもシンボルを追加する予定だ。

シンボルの追加によって、ビットバンクの取扱い銘柄は11銘柄に更新されている。

先週のまとめと今後の見通しの考察

国際情勢が様々な影響をもたらした先週の仮想通貨チャートでは、DeFiトークンに東アジアの投資家たちの保有資産を移動させるなどの動きが見られた。

ネイティブなニュースの中でも、米国内のポジティブな発言がBTC急騰を引き起こし、それに伴って主要アルトコインも価格を10%前後上昇させている。

しかし9月を通して見ると、イーサリアムは23%の下落。イーサリアムキラーが頭角をあらわす月となった。10月のイーサリアムの動きがどうなるか、目が離せない。

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