ビットコインが絶好調の裏で、アルトコイン市場は厳しい状況が続いている。
リップルの訴訟問題が本格化し、リップルが上場廃止になるかもしれない状態にある。世界第4位の時価総額を持っているリップルが及ぼす影響はかなり大きく、他のアルトコインにもネガティブな与えてしまっている。
具体的にはどのようなことが起こっているのかそれぞれ詳しく見ていこう。
トピック:リップル大暴落。リーマン・ブラザーズ並みの下落
リップルの価格の暴落が止まらない。
ピーク時には約1400億ドルあった時価総額は、現在では100億ドルを割り込んだ。
SECの訴訟を受けて下落したリップルの上場廃止、取引停止をしている取引所も多く、バイナンスUS、コインベース、ビットトレックスなど既にリップルの取引を停止することを発表しており、リップルにとって非常に厳しい状況が続いている。
今のところリップル下落による逆張りの逆転シナリオが起こるとも考えにくく、このまま仮想通貨市場からリップルの姿が消える可能性が出てきた。
トピック:GMOが日本円とペッグしたステーブルコインを発行
GMOは30日、日本円とペッグしたステーブルコイン「GYEN」及び米ドルとペッグしたステーブルコイン「ZUSD」の発行主体となる法人を設立した。
この情報はかなりのビッグニュースだ。
ステーブルコイン同士の交換が可能になってしまった場合、現在の通貨の価値に大きく影響を及ぼす可能性がある。
それはかなり先の話だろうが、将来的には円通貨のあり方が変わるかもしれない。
トピック:仮想通貨XEMの延期。延期に伴い価格は下落
仮想通貨ネムの新ブロックチェーンSymbolのローンチ日が、予定されていた14日から2月まで延期されることがわかった。
2月のいつ頃なのか、詳しい日程は後日発表となるそうだ。
延期の理由としては、ストレステスト実施で発覚した新たな問題点が原因だと説明している。
この延期を受けて価格が下落。ネム価格は一時19円台を記録した。
リップルの下振れ影響もあり、そろそろホールドしている意味を見出せなくなってきている人も増えてきているだろう。これ以上伸びないと思うのであれば確定時期かもしれない。
先週のまとめと考察
ここ3週間、アルトコイン界隈ではネガティブなニュースが多くなってきている。
リップルの暴落は他の通貨にもよくない影響を与えている。
しかし、ビットコインの調子が良いとアルトコインにお金が集まらないのは前例どおりの動きである。ビットコインが停滞すると再びアルトコインが活況となる可能性も考えられる。そのため、保有しているアルトコインの動向だけでなく、ビットコインを含めて俯瞰して市場全体の流れを随時チェックしていこう。